テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3日、女子シングルス1回戦が行われ、5度の優勝を誇る世界ランク558位の
V・ウィリアムズ(アメリカ)は同76位の
E・スイトリナ(ウクライナ)に4-6, 3-6のストレートで敗れ、2019年以来4年ぶり4度目の初戦敗退となった。なお、この試合の第1セット、ヴィーナスは芝に足を取られて転倒している。
>>【動画】43歳ヴィーナス 芝に足を取られ転倒、右膝を痛める<<>>錦織 CH初戦 1ポイント速報<<元世界ランク1位の43歳ヴィーナスは今季、1月のASB クラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、WTA250)の1回戦でシングルスでは2021年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来、約1年6ヵ月ぶりの白星を飾った。
その後、ワイルドカードで出場を予定していた1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を負傷により欠場したものの、約5ヵ月のツアー離脱を経て出場した先月のリベマ・オープン(オランダ/スヘルトーヘンボス、芝、WTA250)で復帰。1回戦で敗れたものの翌週のロスシー・クラシック(イギリス/バーミンガム、芝、WTA250)では初戦突破を果たしている。
2000年・2001年・2005年・2007年・2008年にウィンブルドンを制したヴィーナスはこの試合の序盤、芝に足を取られた大転倒し右膝を痛める。プレーを続けたヴィーナスだったが、33本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立つとスイトリナに5度のブレークを許し、1時間32分で力尽きた。
試合終了後、マッチポイントでの判定に納得がいかなかったヴィーナスはチェアアンパイアと握手することなく、コートを退いている。
試合後の会見でヴィーナスは芝に足を取られて転倒したことについて「何をやってしまったのかは分からない。明日調べてみないとね。今日はもう遅いから。でも、かなり痛かったわ」とコメント。
「芝はもともと滑りやすいもの。いつかは転ぶことになる。私にとっては不運だった。試合の入りは完璧だった。文字どおり完璧にプレーしていたのに、芝にやられてしまった。今はいい気分ではないわ。この大会に入るまでは、とても調子がよかったし、試合でもいい感じだった。今は全てにショックを受けているが、これがスポーツ。自分に何が起きているのかを理解して、前に進んでいけたらいいね」
また、試合を決めたショットの判定については「ジャッジには完全に同意できない。そういう日だった」と述べている。
勝利したスイトリナは2回戦で第28シードの
E・メルテンス(ベルギー)と対戦する。メルテンスは1回戦で予選勝者で世界ランク129位のV・フルカコワ(スロバキア)を7-6 (7-2), 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)、第4シードの
J・ペグラ(アメリカ)、第5シードの
C・ガルシア(フランス)、第11シードの
D・カサトキナらが2回戦に駒を進めている。
[PR]7/3~7/17 ウィンブルドンテニス WOWOWで連日生放送!WOWOWオンデマンドでは初日、第2日を無料ライブ配信!
錦織 圭 復帰第2戦「ATPチャレンジャー ミシガン」をWOWOWで放送・ライブ配信■WOWOWオンデマンドはこちら>
■関連ニュース
・ヴィーナス 熱戦の末8強逃す・43歳で5度Vウィンブルドン出場・43歳で3年9ヵ月ぶりTOP50に勝利■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング