女子テニスのロスシー・クラシック(イギリス/バーミンガム、芝、WTA250)は19日にシングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している43歳で世界ランク697位の
V・ウィリアムズ(アメリカ)が同48位の
C・ジョルジ(イタリア)を7-6 (7-5), 4-6, 7-6 (8-6)のフルセットで破り初戦突破を果たすと共に、約3年9ヵ月ぶりにトップ50の選手から白星を挙げた。
>>【動画】43歳と思えぬヴィーナス 怒涛の攻撃<<元世界ランク1位のヴィーナスは今季、1月のASB クラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、WTA250)の1回戦でシングルスでは2021年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来、約1年6ヵ月ぶりの白星を飾った。
しかし、ワイルドカードで出場を予定していた1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を負傷により欠場。その後、約5ヵ月のツアー離脱を経て前週のリベマ・オープン(オランダ/スヘルトーヘンボス、芝、WTA250)で復帰したものの、1回戦で世界ランク202位の17歳C・ネフ(スイス)に6-3, 6-7 (3-7), 2-6の逆転で敗れていた。
17日に誕生日を迎え43歳となり迎えた今大会の1回戦、第1セットは両者2度ずつブレークを奪いタイブレークに突入。タイブレークでヴィーナスはジョルジに2度のミニブレークを許すも、自身はそれを上回る3度のミニブレークに成功し、このセットを獲得する。
しかし第2セットでヴィーナスは、第5ゲームまでに2度のブレークをジョルジに許しリードされると、1度しかブレークを返せず1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、試合時間はすでに2時間を超えている中で、第2ゲームで先にブレークに成功したヴィーナスだったがサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでブレークバックを許し、勝負はタイブレークに持ち込まれる。タイブレークでは一進一退の攻防が続くも最後は2度目のマッチポイントを決めたヴィーナスが、3時間17分の激闘を制し初戦突破を果たした。
ヴィーナスはこれが復帰後初勝利。また、ヴィーナスが世界ランク50位以上の選手から白星を挙げるのは2019年のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTAプレミア・マンダトリー)以来 約3年9ヵ月ぶりとなった。
勝利したヴィーナスは2回戦で、第2シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)と同49位の
L・ノスコヴァ(チェコ)の勝者と対戦する。
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