内閣官房長官の松野博一氏は3日の会見で、先月22日に現役引退を発表した車いすテニス元世界ランク1位の
国枝慎吾に国民栄誉賞の授与を検討していることを明らかにした。
>>西岡vsミハルスキ 1ポイント速報<<>>デビスカップ 日本vsポーランド 組み合わせ<<38歳の国枝は現役時代、グランドスラムの車いすテニス部門で男子歴代最多となる50回(シングルス28回、ダブルス22回)の優勝を記録。さらに2021年の東京パラリンピック(日本/東京、ハード)で金メダルを獲得、昨年7月にはウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で念願のシングルス優勝を果たし、四大大会とパラリンピックを制覇する生涯ゴールデンスラムを達成した。
また、パラリンピックにおいてはシングルスで金メダルを3個、ダブルスで1個獲得。2004年のアテネ大会~2020年の東京大会の5大会で連続のメダル獲得を成し遂げている。
国枝は引退にあたり「2023年1月22日付で引退することになりました。夢が叶った東京パラリンピック後から引退についてはずっと考えており、昨年念願のウィンブルドンタイトルを獲得してからは、ツアーで戦うエネルギーが残り僅かである事を感じる日々でした。昨年10回目の年間王者になった事で、もう十分やり切ったという感情が高まり、決意した次第です」とコメントを発表していた。
そして今回、松野氏は会見で「国枝慎吾さんはパラリンピックにおいて金メダルを4つ獲得、テニス大会最高峰の四大大会で通算50勝を果たし、生涯ゴールデンスラムを達成するなど歴史に刻まれる前人未到の快挙を成し遂げ、20年近くにわたって車いすテニス界の第一人者として世界のトップで活躍されました。車いすテニスのみならず、パラスポーツ全体の普及そしてスポーツの発展に極めて顕著な貢献をし、広く国民に夢と感動を、そして社会に明るい希望や勇気を与えました。このようなことから国民栄誉賞の授与について検討を進めるよう総理から指示がありました。今後、スポーツ庁の協力を得て関係者の意見も聞いた上で最終判断を行うこととしております」と述べている。
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