テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子車いすテニスのシングルス決勝が行われ、第1シードの
国枝慎吾が第2シードの
A・ヒューエット(イギリス)を4-6, 7-5, 7-6(10-5)で破り、悲願の大会初優勝を飾るとともに、四大大会とパラリンピックを制覇する生涯ゴールデンスラムを達成した。
>>ジョコビッチvsキリオス決勝 1ポイント速報<<>>ウィンブルドン男子 組合せ・結果<<今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を制した国枝。今大会では初優勝と四大大会28度目のシングルス制覇を目指す。
世界ランク1位の国枝は準決勝で、同7位の
J・ジェラルド(ベルギー)を6-2, 6-1のストレートで破り、2019年以来2度目の決勝進出を果たした。
一方、世界ランク2位のヒューエットは準決勝で同3位の
G・フェルナンデス(アルゼンチン)を2-6, 7-6(7-3), 6-4のフルセットで下して決勝に進出。
前日のダブルス決勝でも両者は対戦し、国枝/ G・フェルナンデス組が勝利し優勝を飾っていた。
序盤からブレークの奪い合いとなったこの一戦、ゲームカウント4-4で迎えた第9ゲームで国枝は4度目のブレークを許すと、第10ゲームをヒューエットがキープして先行を許す。
第2セット、2ゲームを連取された国枝はブレークバックに成功して2-2とする。その後もヒューエットが強烈なストロークを武器にスコアを先行し、国枝が食らいつく展開に。国枝はゲームカウント4-5から3ゲームを連取して1セットオールに戻す。
迎えたファイナルセット、序盤からヒューエットに3ゲーム連取を許すもタイブレークに持ち込んで3時間20分に及ぶ熱戦の末に勝利し、単複制覇を成し遂げた。
国枝は今回の優勝によりグランドスラムでシングルス28勝、ダブルスで22勝の通算50勝を達成。さらに、生涯ゴールデンスラムを達成した。
また9月に開催される全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では、年間グランドスラム達成を目指す。
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