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監督の土橋氏「正々堂々戦う」

土橋登志久
会見に登場した土橋氏
画像提供: tennis365.net
11日と12日の2日間かけて開催される女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ(日本/東京、ハード)「日本vsウクライナ」に向けた監督会見が9日に行われ、日本代表の土橋登志久監督が登場した。

>>【BJK杯】日本vsウクライナ 対戦表・結果<<

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日本は中国、韓国、インド、インドネシア、ニュージーランドと共にアジア/オセアニア・グループ1部に所属。6カ国による総当たりのリーグ戦が4月に行われ、全勝の日本と4勝1敗の中国がプレーオフ進出を決めた。

プレーオフには16カ国が出場。シングルス4試合とダブルス1試合が行われ、3勝したチームが勝利。各対戦に勝利した8カ国が翌年のファイナル予選ラウンド出場権を獲得し、敗れた8カ国はグループ1部に回ることとなる。

6月にプレーオフの組み合わせ抽選が行われ、日本はウクライナとホームで対戦することが決定。日本は昨年4月に行われたプレーオフでもウクライナと対戦し、0勝3敗で敗れている。

約1年7カ月ぶりの再戦となった日本とウクライナ。前回はウクライナで対戦したが、今回は日本の有明コロシアムでの顔合わせとなる。

「日本チームにとっても有明で戦うことができるというチャンスを頂けて特別な試合になると思うんですけど、ウクライナのメンバーの皆さんとこうやって縁があって戦えることを誇りに思いたいと思います。前回ホームだったんですけど、コロナの影響でアウェイに変更になって、今のオデッサで戦うことになり、そこから年月が経っていまウクライナが厳しい状況になっているなかこうやって日本に迎え入れることができて、スポーツでともに、相対することができるのは素晴らしいことだと思っていますので、我々としてしっかり準備して臨みたいと思っております」

また、今大会を最後に代表監督の座を離れる土橋氏。後任には杉山愛氏が就任することが決まっている。

「自分が監督になってから行っていることはその選手たち全員に声をかけて出場の意志があるか、そうでないかということを連絡してます。そしてその出場の意志があるなかからチームワークや対戦相手、コートサーフェスとかを踏まえて選んでいます。なので大坂選手は今回は残念ながら出場しないということを伝えられたので出てないということになります。その他の選手でも個人戦とかを優先したいと選手もいますので、そのなかからベストなメンバーを選んだということになります」

「前回はスイトリナ選手も出場してほぼベストメンバーという記憶があります。我々のチームメンバーはコロナ禍ということもあって、そのなかで出場の意志、特にオリンピックがかかっていたのでコロナの感染のリスクを避けるということで、オリンピックまで健康にいたいということで辞退した選手もいます。なので若い選手たちとの勝負になりました。特にウクライナは非常にチームスピリットがありファイトしてくると感じています。日本もチーム戦ではどの国にも負けないものを持っていると思いますので、今回はホームですし、厳しい戦いにはなると思うんですけど強い意志を持ったチームと正々堂々戦うことができるのではないかと思います。もちろん勝ちを意識し戦うことは重要ですけど、戦いの中で選手たちが成長するのもテーマの1つだと思います」

現在ロシアからの侵攻を受けるウクライナ。戦いづらさやスポーツに影響が出るという指摘に関しては「戦いづらさはあまり感じていません。むしろスポーツとして正々堂々と戦っていくことがウクライナチームに敬意を払うことにつながると思っているのでそこは集中していくことが必要だと思っています」と語り、2日後に迫った開幕に気を引き締めた。

【日本代表メンバー】
土居美咲(ミキハウス)
内島萌夏(フリー)
柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)
石井さやか(HSS)
青山修子(近藤乳業)
監督:土橋登志久(日本テニス協会)

【ウクライナ代表メンバー】
M・コスチュク(ウクライナ)
D・ヤストレンスカ(ウクライナ)
K・ザワツカ(ウクライナ)
L・キチェノック(ウクライナ)
監督:ミハイル・フィリマ




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