テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は３日、第５シードのＲ・ナダル（スペイン）と第３シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）の男子シングルス準決勝が行われたが、第２セットの第１２ゲームの途中でズベレフが転倒。右足を痛めメディカルタイムアウトを取るも試合続行はできず、ナダルが２０２０年以来２年ぶり１４度目の優勝に王手をかけた。

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両者は１０度目の顔合わせで、ナダルの６勝３敗。直近の対決は昨年のBNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000）の準々決勝で、この時は6-3, 6-4でナダルの勝利。また、クレーコートでは過去に５度対戦し、ナダルが４勝１敗と勝ち越している。

ナダルは準々決勝で、第１シードで昨年王者のＮ・ジョコビッチ（セルビア）を6-2, 4-6, 6-2, 7-6 (7-4)で破り、６年連続１５度目の準決勝進出を果たした。２年ぶり１４度目の決勝進出を目指す。

一方、ズベレフは準々決勝で第６シードのＣ・アルカラス（スペイン）を6-4, 6-4, 4-6, 7-6(9-7)で下し、２年連続の準決勝進出を決めた。アルカラスとの４度目の対戦を制した世界ランク３位のズベレフは自身初の全仏オープン決勝進出を狙う。

なお、この試合の勝者は決勝戦で第８シードのＣ・ルード（ノルウェー）か第２０シードのＭ・チリッチ（クロアチア）とタイトル獲得をかけて対戦する。



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