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錦織圭が今までツアーで戦った試合を特集。3日は2019年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を振り返り、4回戦の錦織 vs
B・ペール(フランス)に注目する。
第7シードの錦織は3回戦をフルセットの末に勝利。ペールとの戦いは錦織が6-2, 6-7 (8-10), 6-2, 6-7 (8-10), 7-5のフルセットで制し、2017年以来2年ぶり3度目のベスト8進出を果たした。
昨年6月2日に行われたこの試合は、前の試合が5時間を超える死闘になったことが影響して、錦織のセットカウント2−1の時点で日没順延となった。
翌日の再開後、錦織は第4セットで劣勢になるも息を吹き返してタイブレークに持ち込む。その後マッチポイントを握るも取り切れず、セットカウント2−2に追いつかれる。
ファイナルセット、錦織はゲームカウント1−4とリードを許し、第9ゲームではペールのサービング・フォー・ザ・マッチを迎えて絶体絶命となるが、4ゲーム連取の猛攻をみせて合計3時間55分の死闘を制した。
試合後に錦織はカメラのレンズに恒例のサインをするかと思いきや「チョレイ」と書いた。
会見では「気分的に『チョレイ』だった。本当は、(卓球選手の)張本くんの1番いい時のガッツポーズみたいのなのをしたかったんですけど、全く元気がなかった」と明かした。
敗れたペールは「素晴らしい選手である圭に勝てた試合だった。ファイナルセットでサービング・フォー・ザ・マッチがあったけど、試合を決めるのは簡単ではない。第4セットのタイブレークは少し緊張した。圭も同じだった。彼(錦織)はタイブレークで2・3回ダブルフォルトをした。普段、彼はあのような場面で強いはずだ」と悔しさを露わにした。
錦織は準々決勝で、第2シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦するもストレートで敗れ、初のベスト4進出とはならなかった。
今シーズンの全仏オープンは本来、5月24日から6月7日にかけて開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて9月20日から10月4日までの開催へ延期が発表されている。
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