テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は8日、男子シングルス4回戦が行われ、第21シードの
D・ゴファン(ベルギー)が世界ランク37位の
F・ベルダスコ(スペイン)を7-6 (11-9), 2-6, 6-3, 6-4で破り、大会初のベスト8進出を果たした。
>>錦織vsフェデラー 1ポイント速報<<>>錦織らウィンブルドン対戦表<<この試合、第1セットをタイブレークで先取したゴファンだったが、第2セットでは2度のブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれる。それでも第3・第4セットではファーストサービスが入った時に91パーセントの確率でポイントを獲得し、過去3勝3敗のベルダスコにブレークを与えることなく2時間59分で勝利した。
試合後の記者会見でゴファンは「ここまで来るのは簡単ではなかった。今日の試合の鍵は第1セットだった、第1セットを取るのは大変だった。ブレークをして、たくさんのセットポイントをしのぎタフなタイブレークを制した。そしていい形でセットを取れた。今回の試合は精神的にも身体的にも厳しい戦いだった。勝ててよかった」と熱戦を振り返った。
四大大会初の4強入りをかけて、28歳のゴファンは準々決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。両者は7度目の顔合わせでジョコビッチの5勝1敗。ジョコビッチは4回戦で世界ランク66位の
U・アンベール(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
ゴファンは次戦について「ジョコビッチはグランドスラムでとてもいいプレーをする。特にこの芝の5セットマッチで彼を倒すのは至難の業。彼が世界1位としてベストなテニスをしているとき、それがテニスの最高なんだと思う。フェデラーもそう。フェデラーとの芝での試合は最も厳しい挑戦になるだろう。彼(ジョコビッチ)はとても安定している。それが彼のグランドスラムでの戦い方で勝ち方でもある。とても厳しく固い。ナダルもまだいる。ストレートで勝っていた。僕も彼らもパリのように、この大会に準備してきた。だから彼らをグランドスラムで倒すのはとても大変だけれど、彼らも人間だ。僕も全力を尽くすよ」
同日行われた4回戦では第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
R・ナダル(スペイン)、第8シードの
錦織圭、第23シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、第26シードの
G・ペラ(アルゼンチン)、世界ランク65位の
S・クエリー(アメリカ)がベスト8へ駒を進めている。
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