男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード)は大会3日目の10日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク7位で第1シードの
錦織圭(日本)が同124位の
R・ハリソン(アメリカ)を6-2,7-5のストレートで下し、史上初の4連覇へ向け前進した。
>>メンフィス・オープン 対戦表<<今大会の上位4シードは1回戦免除のため、錦織は2回戦からの登場。
昨年と同カードとなったこの試合、第1セットからエンジン全開で挑んだ錦織は、鋭いコースへ早いタイミングで打ち込みハリソンを圧倒しこのセットを先取。
第2セットでは第10ゲームで錦織のミスが目立ち、デュースが続く中ハリソンにこの試合初めてブレークを許すも、その後の2ゲームを取り切り勝利した。
準々決勝では、世界ランク93位の
M・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。ククシュキンは、同日の2回戦で第5シードの
D・クドラ(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
2013年の同大会決勝で
F・ロペス(スペイン)を下して初優勝を飾った錦織。2014年で連覇を果たし、昨年は自身初・大会史上初の3連覇を成し遂げた。また、1997年に錦織の現コーチである
M・チャン(アメリカ)もタイトルを獲得している。
今シーズンは開幕戦であるブリスベン国際で4年連続のベスト4進出を逃したが、全豪オープンでは王者
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも2年連続3度目の8強入りを決めた。
一方、同日の2回戦では予選勝者の
西岡良仁(日本)が世界ランク82位の
I・マルチェンコ(ウクライナ)をストレートで破り、キャリア2度目となるツアー8強入りを果たした。


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