男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード)は16日、シングルス準々決勝が行われ、第16シードで世界ランク15位の
JW・ツォンガ(フランス)が3回戦で第6シードの
錦織圭(日本)を破った第12シードで同10位の
K・アンダーソン(南アフリカ)に7-6 (8-6), 5-7, 6-4のフルセットで勝利し、2013年以来2年ぶり2度目のベスト4進出を果たした。
>>上海マスターズ対戦表<<この試合、第1セットのタイブレークでアンダーソンに2本のセットポイントを握られるも、そこから4ポイント連取に成功したツォンガが先取する。
第2セットは1ブレークを許してしまいセットオールとするも、ファイナルセットでは序盤でアンダーソンのサービスゲームをブレークする。その後もサービスキープしたツォンガは2時間40分で4強入りを決めた。
準決勝では第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)と第8シードの
R・ナダル(スペイン)の勝者と対戦する。
今大会好調のツォンガは1回戦で元世界ランク5位の
T・ロブレド(スペイン)、2回戦で
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)、3回戦では第2シードの
R・フェデラー(スイス)を破る金星をあげた予選勝者の
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)に勝利している。
過去の上海マスターズでは2013年にもベスト4へ進出しており、その時は準決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)にストレートで敗れた。
一方、ツォンガに敗れたアンダーソンは、全米オープン4回戦で
A・マレー(英国)を破りグランドスラム初のベスト8進出。今月12日に発表された世界ランキングでは自己最高位の10位へ浮上し、念願のトップ10入りを果たすなどベストシーズンを送っている。
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