- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

ナダル 新ラケットで全豪臨む

テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は19日、男子シングルス1回戦が行われ、第3シードのR・ナダル(スペイン)が元世界ランク8位のM・ユーズニー(ロシア)を6-3, 6-2, 6-2の1時間50分のストレートで下し、順当に初戦突破を果たした。

ナダルはその試合では新しいラケットで臨んでいた。見た目はこれまでの物とそれほど違いが分からないものの、スマートフォンなどのアプリと連動するスイッチが大きな違いである。

『スマート・ラケット』と呼ばれるそのラケットは、最新の技術が備えられており、ラケットのグリップ部分に付けられたバボラ社が開発したセンサーが、打ったボール全てのデータを記録すると言うもの。試合や練習の後、そのデータはスマートフォンやパソコンにダウンロードする事ができ、その選手のプレーを分析する事が出来る。

そのセンサー以外はこれまでのラケットとは大きな違いはない。これまでナダルが使用してたラケットと同じ大きさで同じ重さとなっている。

「良いプレーをするには、試合を通して70パーセントをフォアハンドで、30パーセントをバックハンドで打つ必要があるのは知っている。もしそうではなかったら、試合中に正しいプレーが出来ていなかったと言う証である。」とナダルは、ユーズニーから勝利を飾った後の会見で語っていた。

「このラケットはそんなデータをチエックするためのもの。」と、14回のグランドスラム優勝を誇るナダルは加えた。ナダルは昨年は右手首の怪我や虫垂炎などから、シーズンの後半戦を満足に戦う事が出来なかった。

グランドスラムなどを管轄する国際テニス連盟であるITFはこれまで、選手のプレーを分析する技術を備えたラケットを、公式戦で使用することを禁じていた。しかし昨年の1月に、今回のナダルが使用しているような選手のプレーをリアルタイムでデータとして記録する技術を備えたラケットの使用を認める新しいルールを採用していた。

バボラ社は当初、特に多くの女子選手が使用している『ピュア・ドライブ』にそのセンサーを着けていたが、その後新しく発売されたナダルやC・ウォズニアキ(デンマーク)JW・ツォンガ(フランス)らが使用している『アエロプロ・ドライブ』に備えるようになった。

しかしながら、当然試合の途中でそのデータを見ることは出来ず、ITFは試合中のコーチングも禁止している事から、そのデータからアドバイスする事も禁止となっている。

その使用方法はとても単純であるとバボラ社のスポークスマンであるトーマス・オットン氏は語る。

そのラケットには2つのボタンがグリップ部分に着いていると言う。「“on”と言うボタンを押します。すると青いLEDライトが付きます。それからプレーするだけです。そして終わった時に2つ目のボタンを押すとブルートゥースが作動しスマートフォンや他のデバイスにデータが送られるのです。」と説明していた。

オットン氏は金曜日にナダルが行った練習の時のデータを参照していた。その練習は1時間31分行われ、その間、572球のボールを打ち、1分間に22球を打っていた。内訳は156球がバックハンドで222球がフォアハンド、118球がサービスで76球がスマッシュだった。

そのデータはそれ以外の事も分析している。例えばナダルが打ったフォアハンドでは133球がトップスピンで49球がスライスで、40球がフラットだった事も分かった。

画面をスワイプすると次にはラケットがイメージされた画面が表れ、ラケットのどこにボールが当たっていたかが示されている。ナダルのその練習では、42パーセントが中心部で20パーセントがラケット上部で、それ以外が下部か横となっていた。

大会が始まる前のデモンストレーションでは、ウォズニアキやナダルがこの技術に対して、あまり多くを知りたくはないかもと言う賛否を、ジョークを交えて語っていた。

「時には悪い事もある。自分がラケットの中心で打っていると思っていても、そうじゃないと分かってしまう。あまり嬉しいものではないわ。」とウォズニアキはコメントしていた。

ナダルの叔父でコーチであるトニー・ナダル氏は、ナダルに取って良い影響もあると感じている。「自分が彼の打ち方を直そうとした時に、時に彼はそれを賛同しない事もある。今は正しいデータがあるんだ。」

しかしナダルはそれを受けて、「今は彼(トニー氏)がデータを見ることが出来る。彼が間違っていると証明される事だってある。」とジョークで返していた。

ナダルは21日に行われる2回戦で、L・サビル(オーストラリア)を7-6, 7-5, 6-4で下したT・スミチェク(アメリカ)と対戦する。


■関連ニュース■ 
・ナダル 復帰後ツアー初勝利
・ナダル 「優勝候補は自分以外」
・ナダル 「怪我から3度目の復帰」


■最新ニュース■ 
・ジョコビッチ 大会5度目Vなるか
・フェデラー GS最多Vなるか
・モンフィス 同胞に大逆転勝利


■最新動画■ 
・錦織 圭vsフェレール【ツアー最終戦】
・ジョコビッチvsワウリンカ【ツアー最終戦】
(2015年1月20日22時30分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

5月6日

大坂なおみ 24上げて173位浮上 (11時05分)

ビッグカップルが交際に終止符 (10時05分)

元世界8位が来年限りで引退 (9時04分)

4連敗不調からのマスターズ制覇 (8時06分)

5月5日

マドリッドOP 新王者誕生へ (22時41分)

内島萌夏 第1シード撃破しV (21時26分)

アルカラス21歳に BIG3と比較 (19時06分)

「女子テニスは退屈」まだ言える? (17時38分)

錦織圭&全豪Jr王者の坂本怜が練習 (16時13分)

初中~中級 男子シングルス大会開催 (15時23分)

全チーム賞金獲得!団体戦開催 (15時23分)

内田海智 通算2度目の複V (15時02分)

2000年代生まれで男女初の20勝目 (12時39分)

シングルス主戦場の2人が複制覇 (11時32分)

世界2位&3位が負傷で欠場 (10時05分)

2連覇逃し準Vも「ポジティブ」 (9時27分)

死闘の末リベンジ果たし20度目V (8時28分)

錦織圭 6日開幕チャレンジャー欠場 (7時20分)

5月4日

内島萌夏 逆転勝ちで決勝進出 (14時54分)

大坂なおみ 全仏OP前哨戦 会場入り (12時14分)

ガスケ 第1シード撃破も4強ならず (11時03分)

苦悶の表情浮かべ無念の棄権 (9時41分)

前代未聞 3試合で相手棄権し決勝へ (8時31分)

マスターズ5度目の決勝進出 (7時33分)

【動画】21歳となったアルカラスのスーパープレー集、ナダルやジョコビッチとの対戦も (0時00分)

【動画】頂上決戦!シフィオンテクvsサバレンカ 異次元の戦い (0時00分)

5月3日

清水悠太 7時間待機も雨天順延 (22時51分)

アルカラス 全仏OP前哨戦を欠場 (20時58分)

大坂なおみ 小雨の中クレーで調整 (20時00分)

負傷で今後に暗雲「MRIで確認を」 (19時04分)

世界21位 チャレンジャー初戦敗退 (17時30分)

「ビッグ3との対戦成績を聞くと...」 (16時26分)

連覇かリベンジか 決勝は頂上決戦に (15時18分)

マドリッド4強 誰が優勝でも初制覇に (14時09分)

相手棄権で4強も「苦しんでいるのを見るのは…」 (12時11分)

昨年女王が逆転勝ち 連覇に王手 (10時29分)

2年連続決勝へ 昨年のリベンジなるか (9時00分)

メド途中棄権 4強に上位4シード不在 (7時31分)

望月慎太郎 第3シードに善戦も敗退 (2時30分)

【1ポイント速報】西岡良仁&望月慎太郎 2回戦 (1時40分)

西岡良仁 激闘の末敗れ8強ならず (1時37分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!