テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は19日、男子シングルス1回戦が行われ、第3シードの
R・ナダル(スペイン)が元世界ランク8位の
M・ユーズニー(ロシア)を6-3, 6-2, 6-2のストレートで下し、順当に2回戦進出を決めた。
両者は今回が16度目の対戦となり、ナダルはユーズニーとの対戦成績を12勝4敗とさらにリードを広げた。
ユーズニーのサービスゲームから始まったこの試合、序盤は両者サービスキープとなるも、第5ゲームでナダルがブレークに成功。第6ゲームでは、ユーズニーにブレークチャンスを与えるもそれをしのぎ、サービスエースでこのゲームをキープ。第9ゲームでもブレークに成功したナダルが、このセットをゲームカウント6-3で先取した。
第2セットは、ナダルの角度あるショットでユーズニーを走らせ、序盤から難なく3ゲーム連取。その後も終始主導権を握り、ナダルがこのセットをゲームカウント6-2で連取する。
第3セットの序盤では、ユーズニーが粘りあるプレーで観客を魅了して勢いをつけるも、ナダルが後半4ゲーム連取。最後はナダルのネットプレーで勝利をおさめた。
2回戦でナダルは、
T・スミチェク(アメリカ)と対戦する。
過去同大会でナダルは、2009年の決勝で
R・フェデラー(スイス)を下して大会初の優勝を飾っており、2012年と2014年は準優勝となっている。
昨年は
G・モンフィス(フランス)、
錦織圭(日本)、
G・ディミトロフ(ブルガリア)、フェデラーらを下して、決勝で
S・ワウリンカ(スイス)と対戦。しかし、第2セットの途中で腰を痛め、思い通りのプレーをすることが出来ずに敗れていた。
《ナダル 怪我の記事はこちら》また、昨シーズンは右手首の怪我に続き虫垂炎を患い手術を受けるなど、満足に戦う事が出来なかったナダルは、先日行われたカタール・エクソンモービル・オープン1回戦で
M・ベレー(ドイツ)に逆転で敗れる乱に見舞われた。
《波乱 ナダルが初戦で敗れる》今回は今シーズン、復帰後ツアーで初の勝利を飾った。
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