テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は19日、男子シングルス1回戦が行われ、
伊藤竜馬(日本)は第32シードの
M・クリザン(スロバキア)に6-7 (6-8), 2-6, 4-6のストレートで敗れ、2回戦進出とはならなかった。
両者は今回が初めての対戦となった。
クリザンのサービスゲームから始まった第1セット、伊藤竜馬は勢いあるショットとサービスで攻めるも、クリザンは前後左右に揺さぶるストロークを展開した。第1セットは両者サービスキープのまま、タイブレークへ。
タイブレークでは、先にクリザンにミニブレークを許した伊藤竜馬が、その後ミニブレークを返すもフォアハンドをネットにかけてタイブレークの6-8で落とす。
第2セットで伊藤竜馬は、第1ゲームからこの試合初めてのブレークを許し、ここからクリザンに5ゲーム連取される。しかし、第6ゲームでブレークバックに成功し、2ゲームを返した伊藤竜馬だが、第2セットをゲームカウント2-6でクリザンに連取を許す。
第3セットでは、第5・第7ゲームで伊藤竜馬はブレークを許してしまう。第8ゲームでダウンザラインを決めてブレークバックに成功し、ここを取り返したい伊藤竜馬だが、最後はクリザンのサービスゲームを崩すことが出来ず2時間8分で初戦突破とはならなかった。
昨年同大会は予選からの出場で、予選1回戦で敗れて本戦出場とはならなかった。
過去同大会では、2012年と2013年にストレートインで本戦に出場しており、いずれも2回戦で2012年は
N・マウー(フランス)、2013年は
M・バグダティス(キプロス)に敗れている。
昨シーズンは、10月に行われた楽天ジャパン・オープン1回戦で、
S・ワウリンカ(スイス)を破る金星をあげ、2回戦進出を決めた。
《大金星の伊藤「本当に嬉しい」》今シーズンはチェンナイ・オープンからスタートしており、1回戦でR・ラマナサン(インド)を下して2回戦進出を決めるも、
G・ガルシア=ロペス(スペイン)に逆転を許して大会初の準々決勝進出とはならなかった。
一方、勝利した世界ランク34位のクリザンは、2013年3月に自己最高位の26位を記録しており、昨年の全仏オープン1回戦で
錦織圭(日本)を下している。10月に行われたチャイナ・オープン男子では、
R・ナダル(スペイン)を下してベスト4進出を果たした。
クリザンは2回戦で、
J・ソウサ(ポルトガル)と主催者推薦枠で出場の
J・トンプソン(オーストラリア)(オーストラリア)の勝者と対戦する。
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