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男子テニスツアーのバンク・オーストリア・テニス杯(オーストリア/ウィーン、賞金総額57万4750ユーロ、ハード)は31日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのM・チリッチ(クロアチア)と第7シードのJ・メルツァー(オーストリア)がそれぞれ勝利、決勝でタイトルを争うこととなった。
チリッチは第4シードのP・コールシュライバー(ドイツ)に6-4, 7-6 (7-4)で、メルツァーはJ・ティプサレビッチ(セルビア)に4-6, 7-6 (7-5), 6-4の逆転で勝利している。今季初めてのツアー決勝進出を果たしたメルツァーに対し、チリッチは通算3勝0敗と完璧な成績を収めてきている。
キャリア通算4度目、今季では3度目のツアータイトル獲得を目指すチリッチは、ロンドンで行われるツアー最終戦に出場する可能性をわずかながら残している。
「大切な時には、僕は自分のベストショットでプレーするようにしています。特にタイブレークではね。」とチリッチ。
世界ランク35位のメルツァーは、3年前のルーマニア大会で唯一のツアータイトルを獲得している。1995年のT・ムスター(オーストリア)以来となる地元勢の決勝進出となったメルツァーは、1988年のH・スコフ以来となる地元勢のタイトル獲得の期待がかかる。
第1セットの自らのサービスゲームでは、わずか2ポイントしか失わなかったチリッチは、第7ゲームでブレークに成功し4-3とリードを奪うと、そのまま第1セットを先取する。
第2セット第1ゲームでブレークに成功したチリッチであったが、コールシュライバーにブレークバックを許すと、第2セットはタイブレークに突入する。タイブレークに入ると、強力なサーブを武器とするチリッチが優位に展開し、最後は2本連続でサービスエースを決め、1時間38分で勝利を収めた。
もう一方の準決勝でメルツァーは、最初のゲームでいきなりのブレークをティプサレビッチに許し、そのまま第1セットを失ってしまう。「試合の序盤では、ファーストサーブが良くなかったけど、ファイトし続けたよ。」とメルツァー。
世界ランク45位のティプサレビッチは、第2セット途中で手首にテーピングを施してもらう。タイブレークの末に第2セットを奪い返したメルツァーは、第3セット第7ゲームでこの試合唯一のブレークに成功すると、そのリードをしっかりと守りきった。
試合後の会見でメルツァーは「第3セットでは、彼より僕の方が体力があると思ったんだ。いくつか良いプレーも出来たし、たくさんのサポートもあった。だから、明日で大会が終わってしまうなんて残念だよ。」とコメントを残した。
今大会の優勝賞金は8万6500ドル。
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