HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、賞金総額120万ドル、芝)は金曜日に準々決勝を行い、第1シードのR・フェデラー(スイス)が、第5シードのM・バグダティス(キプロス)を6-4, 6-4のストレートで下し、準決勝進出を決めた。
まもなく開幕するウィンブルドンで、6連覇を狙うフェデラーは、2002年以来、芝のコートでは57連勝中である。
試合後、フェデラーは「いいプレーができた。サーブもよかったし、フォアハンドもよかった。そのおかげで試合が組み立てられた。」と振り返った。フェデラーは先週末の全仏決勝でナダルにストレート負けを喫していたが、得意の芝のシーズンに入り、もう気持ちを切り替えているようだ。
フェデラーは今大会と相性がよく、2003-06年にかけて4連覇を飾っている。昨年は、出場していない。
グランドスラム大会で、12度の優勝を誇るフェデラーは、今大会では23連勝中。また今回の勝利で、バグダティスとの対戦成績を6勝0敗とした。
フェデラーは準決勝で、ノーシードの元世界ランク4位N・キーファー(ドイツ)と対戦する。キーファーは準々決勝でM・ロドラ(フランス)との対戦中、ロドラが肩の故障で途中棄権しての勝ち上がり。
偶然にもキーファーは、6年前の今大会準決勝でフェデラーと対戦しており、そのときはフェデラーを倒していた。フェデラーはそれ以降、今大会で負けがない。
フェデラーは「いつも彼(キーファー)とはタフな試合を強いられる。彼は攻撃的なストローカーで、ネットもできる。試合はどうなるか分からないけど、彼は今、とてもいいプレーをしている。タフな戦いになりそうだね。彼は芝に強いから。」と話した。
両者の対戦成績は3勝10敗で、最近ではフェデラーが9連勝している。
キーファーは「ロジャー(フェデラー)がもちろん有利さ。でも試合では全力を尽くすつもり。試合のレベルを上げれればいいのだけど。」と気を引き締めた。
一方、ドローの他の山では、第2シードのJ・ブレーク(アメリカ)がワイルドカードで勝ち上がったA・ベック(ドイツ)を7-6(7-4), 7-6(7-5)で振り切り、準決勝進出を決めた。
またP・コールシュライバー(ドイツ)はR・ソデルリング(スウェーデン)を6-4, 7-6(7-4)で下し、同様にベスト4入りを果たした。
コールシュライバーとブレークは準決勝で、決勝進出を賭けて激突する。両者は昨年の今大会で過去唯一の対戦があり、そのときはコールシュライバーが勝っている。
コールシュライバーは「彼(ブレーク)はオールラウンド・プレーヤーで、フォアハンドがよく、サーブもとても速い。去年は勝っているけど、今年はまた別の話。彼はトップ10選手なので、コンスタントに高いレベルのプレーをしているからね。」と対戦相手を分析した。
今大会の優勝賞金は18万2千ドル。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.