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ATPマスターズ・シリーズのハンブルグ・マスターズ(ドイツ、賞金総額227万ユーロ、クレー)は15日、シングルス3回戦が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)、第2シードのR・ナダル(スペイン)らがベスト8入りした一方、第4シードのN・ダビデンコ(ロシア)と第5シードのD・フェレール(スペイン)が敗退するなど、明暗が分かれた。
今大会のディフェンディング・チャンピオンで第1シードのフェデラーはR・ソデルリング(スウェーデン)を6-3, 6-2で下し、今大会での連勝記録を19に更新すると、2002年からの通算成績も28戦27勝(優勝4回)と相性の良い今大会で5回目の優勝を狙う。
昨年の決勝でフェデラーにクレーコート連勝記録を81でストップされた大会第2シードのナダルは第15シードのA・マレー(英国)を6-3, 6-2で下してベスト8に進出。クレー・キングの名にかけて今大会の初タイトルが欲しいところ。
第3シードのジョコビッチはI・カルロビッチ(クロアチア)を7-6 (7-3), 6-3で下して順当な準々決勝進出。ベスト4を賭けて、同胞のJ・ティプサレビッチ(セルビア)を6-2, 6-1で下したA・モンタネス(スペイン)と対戦する。
また、第11シードのC・モーヤ(スペイン)は予選から勝ち上がってきたM・サフィン(ロシア)との元王者対決を6-2, 6-7 (3-7), 6-1で制しベスト8に進出した。
これらシード勢は順当に勝ち上がったが、残るシード勢には波乱が巻き起こった。
第4シードのダビデンコは地元の大声援をバックに戦うN・キーファー(ドイツ)に5-7, 3-6で敗れ、大会を後にした。勝利したキーファーは、今大会10回目の出場で初の準々決勝進出、地元ドイツ人としては、1999年のT・ハース(ドイツ)以来の快進撃を見せている。
第5シードのフェレールは同胞のF・ベルダスコ(スペイン)に6-7 (4-7), 2-6で足元をすくわれる結果となった。ベルダスコは初戦で第10シードのM・ヨージニ(ロシア)を破るなど好調で、次戦でフェデラーに挑む。
そして、第12シードのJ・モナコ(アルゼンチン)はノーシードのA・セッピ(イタリア)に0-6, 3-6と良いところがなく敗れ去った。
今大会の優勝賞金は55万5,500ドル。
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