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パシフィック・ライフ・オープンの男子部門(マスターズ・シリーズ、賞金総額358万9千ドル)は21日、シングルス準々決勝2試合を行い、第1シードのR・フェデラー(スイス)、ノーシードのM・フィッシュ(アメリカ)がベスト4進出を決めた。
第1シードのR・フェデラーはノーシードから勝ち上がったT・ハース(ドイツ)と対戦予定だったが、ハースが副鼻腔感染症のため試合前に棄権し、フェデラーが戦わずしてベスト4進出を決めた。
フェデラーは「トミー(ハース)のことは残念に思う。彼とは何度かいい試合をしてきているので、再度対戦するのを楽しみにしていたんだ。僕はトミーのことをよく知っているし、尊敬している。早く病状が回復してくれることを祈っている。」と対戦相手を気遣った。
同大会と相性が良いフェデラーは、2004年から3連覇したが、昨年は2回戦でG・カニャス(アルゼンチン)に足元をすくわれている。今季は調子が今ひとつで、まだ決勝進出はなく、開幕からこれだけの期間、タイトルから見放されたのは2000年以来のこと。今季初めに単核症にかかったことが不調の原因と思われるが、もう完全復活したようで、今週3試合をこなし、まだ1セットも落としていない。
ハースは昨年に続いてのベスト8入りで、第30シードのF・ベルダスコ(スペイン)、第11シードのA・マレー(英国)に加え、第6シードのA・ロディック(アメリカ)を撃破して絶好調だっただけに、残念な棄権となった。ハースは「棄権しなくてはならなくなったことをとても残念に思っている。今季最高のプレーをしていただけに、フェデラーとの試合を楽しみにしていた。」と肩を落とした。
一方のフィッシュは、ハース同様ノーシードから勝ち進んできており、準々決勝ではD・ナルバンディアン(アルゼンチン)を3-6, 7-6 (7-5), 7-6 (7-4)で振り切った。フィッシュは2時間45分のマラソン・マッチの中で23本のサービスエースを放ち、第4シードのN・ダビデンコ(ロシア)、過去2度優勝のL・ヒューイット(オーストラリア)に続く、金星を挙げた。ナルバンディアンのサービスエースはわずか7本にとどまり、ダブルフォルトは8本を数えた。
フェデラーは昨年2度ナルバンディアンと対戦し、両方とも敗れていただけに、準々決勝でナルバンディアンがフィッシュに敗れたのは、フェデラーにとっては渡りに船、だった。
もう一方の準決勝は第2シードのR・ナダル(スペイン)と第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)との対戦となっており、第1シードから第3シードまでが準決勝に残るという、観客にはうれしい大会になっている。
今大会の優勝賞金は55万5千ドル。
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