男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は13日、シングルス決勝が行われ、第13シードのL・ムセッティ(イタリア)は第2シードのC・アルカラス(スペイン)に6-3, 1-6, 0-6の逆転で敗れ、「ATPマスターズ1000」初のタイトル獲得とはならなかった。
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23歳で世界ランク16位のムセッティが同大会に出場するのは5年連続5度目。最高成績は2023年のベスト8となっていた。今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク67位のブ・ユンチャオケテ(中国)、2回戦で同28位のJ・レヘチカ(チェコ)、3回戦で同34位のM・ベレッティーニ(イタリア)、準々決勝で同大会3度の優勝を誇る第6シードのS・チチパス(ギリシャ)、準決勝で第8シードのA・デ ミノー(オーストラリア)を撃破。強敵を次々と破り、タイトルに王手をかけた。
決勝戦、ムセッティは2度のブレークに成功し第1セットを先取したが、第2セットを落としセットカウント1-1に追いつかれると、ファイナルセットでは連戦の疲労からフィジカルコンディションがダウン。右太もも付近のメディカルタイムアウトも取得するなか、6ゲームを連取され1時間47分で敗れた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはムセッティのコメントが掲載されている。
「今日は、ボールの感触がとても良く、何をすべきかは明確だった。でも、体力的には苦しかったね。最初から、自由にプレーすることで少しずつ補おうとしていたんだ。でも、最後の方は肉体的な問題や、ここ数日やこれまでの試合で蓄積された疲労やストレスがあった。だから、残念ながら試合を終えることができなかった。つまり、最後まで戦うことができなかったんだ」
「クレーは僕の大好きなサーフェスだし、僕のポテンシャルを引き出してくれる。今週は、この大会やローラン・ギャロスのような大きな大会でも、もっと野心的になれるという自信を手にすることができた。今シーズンの重要なポイントだよ。僕は、クレーコートでトップに君臨できるレベルを持っていると感じているんだ」
一方、優勝したアルカラスにとっては、昨年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来となる「ATPマスターズ1000」6個目のタイトル。ツアー通算では今年2月のABNアムロオープン(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)に続く通算18勝目のトロフィー獲得となった。
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