ルード 激闘制し初戦突破

テニスの全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）は１２日、男子シングルス１回戦が行われ、第６シードで世界ランク６位のＣ・ルード（ノルウェー）が同６２位のＪ・ムナル（スペイン）を6-3, 1-6, 7-5, 2-6, 6-1のフルセットの激闘の末に下し、３年連続５度目の初戦突破を果たした。

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２６歳のルードはグランドスラムで３度の準優勝を飾っているが、全豪オープンでの最高成績は２０２１年のベスト１６。昨年は３回戦でＣ・ノリー（イギリス）に敗れている。

一方、２７歳のムナルは今月行われた中国銀行・香港・テニスオープン（中国/香港、ハード、ATP250）の準々決勝で第２シードのＬ・ムセッティ（イタリア）を下して４強入りを果たした。

１回戦の第１セット、序盤でブレークに成功したルードが先行する。しかし第２セットでルードはサービス時のポイント獲得率がムナルを大きく下回り、２度のブレークを許して１セットオールに。

第３セットでは両者１度ずつブレークを奪い迎えた第１２ゲームで、ルードが１度のチャンスを活かしブレークに成功。勝利に王手をかけたものの、続く第４セットの第１ゲームでいきなりブレークを許したルードは、第５ゲームで再びサービスゲームを落とす。リターンゲームでは１度もブレークポイントを握ることなくこのセットを落とし、２セットオールに持ち込まれる。

迎えたファイナルセット、ルードはファーストサービス時のポイント獲得率が９０パーセントを超え、４ゲーム中３ゲームをラブゲームでキープ。リターンゲームでは２度のブレークに成功したルードがフルセットの激闘を制し、２回戦へと駒を進めた。

勝利したルードは２回戦で、世界ランク４８位のＪ・メンシク（チェコ）と予選勝者で同２０６位のＮ・バシラシヴィリ（ジョージア）の勝者と対戦する。

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