男子テニスの国別対抗戦デビスカップワールドグループ1「日本vsコロンビア」(日本/東京、有明コロシアム、ハード)は14日、第2試合のシングルスが行われ、世界ランク205位の錦織圭が同237位のN・メヒア(コロンビア)を6-4, 6-4のストレートで破り、日本が2勝0敗とし勝利に王手をかけた。試合後の会見で錦織は今季ここまでのプレーについて「だいぶ良い流れは来てるのかなと思います」と語った。
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ワールドグループ1では、今年2月に行われたワールドグループ1プレーオフで勝利した12ヵ国とファイナル予選で敗れた12ヵ国の合わせて24ヵ国が、2025年のファイナル予選進出をかけて争う。
日本は今回の一戦に、世界ランク54位の西岡良仁、同92位のダニエル太郎、同146位の望月慎太郎、錦織、同338位の綿貫陽介のメンバーで臨む。
この日の第1試合では西岡が登場し世界ランク460位のA・ソリアノ バレラ(コロンビア)をストレートで下し日本が先勝した。
そして第2試合では34歳の錦織がメヒアと対戦。第1セット、開始からブレークチャンスを掴んだ錦織は第3ゲームでブレークに成功。その後のサービスゲームではブレークバックを許さずキープを続け先行する。
そして第2セット、ストローク戦で主導権を握る錦織は第5ゲームでブレークに成功。メヒアにブレークポイントを握られることなくストレートで勝利し、日本に2勝目をもたらした。
試合後の会見で錦織は全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で復帰して以降のプレーについて、自身がどのような評価をしているか質問を受け次のように答えた。
「本当にオリンピックまではあまり良くなくて、ボールの感覚も良くない、ミスも多い、攻め方が分からないというのがありました。でも急にモントリオールでばちっと、チチパスに勝ったくらいから感覚が良くなって攻める自信が出てきました。イタリアのチャレンジャーは結果がそんなに良くなかったですけど試合内容はかなり良かったです。アップダウンあるというところはメンタル的なところだと思うので、そこだけクリアすればテニスの調子はかなり良いんじゃないかなと感じています」
「それもあって今回はかなり期待値が高くて良いプレーできるはずだろうというのがあったので今日は少し苦労したところがあり、中々思うようにはプレーできませんでした。そこの葛藤はありますけど、だいぶ良い流れは来てるのかなと思います」
錦織は今季、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)に出場するもその後は負傷により欠場。その後、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で復帰するとナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)ではS・チチパス(ギリシャ)を下すなど8強入り。直近ではイタリアのチャレンジャー大会に2週連続で出場し、いずれも8強入りしていた。
なお、1勝すると日本の勝利が決定する15日の第3試合では錦織/ 綿貫ペアがN・バリエントス(コロンビア)/ C・ロドリゲス(コロンビア)組と、第4試合では西岡がメヒアと、第5試合では錦織がソリアノ バレラと顔を合わせる予定。結果によって予定されている3試合全てが行われない可能性がある。
【14日(土)】
第1試合(14時開始予定)
西岡良仁 6-2, 6-4 A・ソリアノ バレラ
第2試合
錦織圭 6-4, 6-4 N・メヒア
【15日(日)】
第3試合(13時開始予定)
錦織圭/ 綿貫陽介 vs N・バリエントス/ C・ロドリゲス
第4試合
西岡良仁 vs N・メヒア
第5試合
錦織圭 vs A・ソリアノ バレラ
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