ナダル手術医「時間が必要」

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全豪OPでのナダル
画像提供:ゲッティイメージズ

男子プロテニス協会のATP公式サイトは4日、2日に世界ランク15位のR・ナダル(スペイン)の腰部分の関節鏡手術を行ったアンヘル・ルイス・コトロ医師のコメントを掲載。通常は保存療法で進める箇所だったが、回復が芳しくなかったため手術を敢行したと明かし「再生には時間が必要で、それを可能にするような治療が必要だ」と話した。

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36歳のナダルは今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦で左股関節付近を痛めながらM・マクドナルド(アメリカ)と対戦し、ストレート負け。それ以降はツアー復帰が叶わず、今月18日にラファエル・ナダル・アカデミーで開かれた会見で全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の欠場と長期の休養に入ること、そして2024年シーズンでの現役引退を示唆した。

2日の夜に左大腰筋の関節鏡手術を受けたナダル。現時点で手術は成功しており、約5ヵ月間回復にかかるともコメントしていた。

コトロ医師はATP公式サイトで手術に至った過程と術後の経過を語った。

「このような状況に至ったのは、さまざまな理由があったから。筋肉と腱を痛めるのは、同じことではない。大きな負荷がかかると、腱の強度が足りず、反応できなかったのだろう。手術することを決めたのは最近だ。このようなけがは、通常保存療法で治療されるものだ。しかし、状況がうまくいかないときは、違う決断を下さなければならない」

「僕らはとても満足しているし、回復時間を尊重すれば、彼は回復できると思っている。急ぐことは決して良いことではない。5ヵ月くらいだけど、特定の日にちにこだわるつもりはない」

また、ナダルは先月18日にラファエル・ナダル・アカデミーで開かれた会見で、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の欠場と長期の休養に入ること、そして2024年シーズンでの現役引退を示唆した。

コトロ医師は2024年シーズンの復帰についても可能だとした。

「成功する可能性は高い。腱の残っている部分はすべて健康で、再生するだろう。でも、再生には時間が必要で、それを可能にするような治療が必要だ。あることはできるが、他のことはできないという手術だ。彼は10日間、制限されたリハビリの期間に入り、その後、プールやバイクでの作業を開始する予定だ」

「腱に影響を与える運動は排除しなければならない。そこから治癒期間があり、それは常に生物学によって決定される。最初の6週間が最も重要だ。そこからテストを行い、どのように回復を続けるかを見ていく」

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(2023年6月5日7時20分)
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