法政二高が創部以来初、男女で全国出場【前編・男子部】

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法政二高 男子硬式テニス部
画像提供:tennis365.net

高校テニス日本一の座を争う大会、3月20日から26日にかけて開催される大正製薬リポビタン第45回全国選抜高校テニス大会(福岡/博多、博多の森テニス競技場、福岡県営春日公園テニスコート、砂入り人工芝)に、創部以来初めて男女揃って出場する法政大学第二高等学校(神奈川)が、全国大会に向けた意気込みを語った。

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「目標は全国優勝」〜法政二高・男子テニス部〜

1948年創部。昨年12月に行われた関東地区大会(千葉/白子、砂入り人工芝)の決勝で、神奈川県大会決勝で敗れていた湘南工大附(神奈川)を4-0で破って同大会で初優勝を飾った。全国選抜では2018年に準優勝をおさめており、4大会ぶり(2020年はコロナ禍で未開催)に出場する今大会は第3シードとして出場する。

■キャプテン 當仲優樹(2年)
〜神奈川県大会、関東大会を振り返って〜
「県大会は準決勝がインターハイでベスト8の慶應義塾高等学校で、そこで全員がベストなプレーを出して、いい流れで決勝に進みました。ですが決勝(湘南工大附 戦)では、自分がダブルス1で入って1ブレークで4-6で落としてしまい、そこからチーム全体の流れが急に変わり、2-3で負けてしまいました。自分の中では、自分のせいで負けたという気持ちがすごい大きくて、その悔しい気持ちを持って関東選抜に臨みました」

「その関東選抜の決勝の相手が同じ湘南工大附で、2度は負けられないという気持ちと、ここで負けたらこのペアで今後出ることはないだろうという覚悟を決めて勝ちに行けたのは良かったです」



〜チームの特徴〜
「キャプテンとしてチームの特徴を挙げるなら、他校よりも部員同士の仲が良いことと、部員が多いなかで皆で元気を出してお互いに盛り上げて部活動を行っていることが特徴だと思います」

〜全国選抜への意気込み〜
「もちろん優勝が目標ですが、強豪校と戦うので初戦からしっかり気を引き締めて勝ちに行きたいです。一戦一戦積み上げて、結果的に優勝できたらと思います」 



■No.1 大森瀬那(2年)
〜神奈川県大会、関東大会を振り返って〜
「まず県予選は優勝を目指して取り組みましたが、結果的に神奈川のライバル校(湘南工大附)に負けて準優勝でした。自分自身も決勝でマッチポイントがありながら負けてしまい、その悔しさから3カ月間練習して関東選抜に挑みました。その結果、初日の第3戦以外は(チームとして)1試合も負けずに勝つことができて、目標としていた圧倒して優勝することに近づくことができました。自分も出た試合はしっかり勝つことができたので、この勢いのまま全国選抜に挑もうと思っています」



〜全国選抜への意気込み〜
「全国選抜に関しては第3シードという高いシードになりましたが、自分たちが強いとは思わず、チャレンジャー精神をもって試合に挑むことを練習から取り組んでいます。相手をリスペクトする気持ちで挑んで、一戦一戦しっかり勝ち上がって、目標である優勝を勝ち取るために今練習しています」

■監督:高橋司
〜チーム(男子部)の特徴〜
「男子は元気があります。実力があっての元気なので、その辺がポイントだと思います。環境、メンバー・ライバルと、指導者。この3つが揃ったチームが強いと考えており、その点で彼らはお互いにヒッティングの相手に事欠かない点は、武器の1つだと思います。関東ジュニアなどに出場するときも、仲間が多いことは本人たちも心強いと思います。全国選抜に関しては重きを置いています。テニスは個人のスポーツだけど、この大会はメンバー7人(登録9人)によるチーム戦で、団体、総合力が問われます。これが一番楽しみです。男子部はこの日頃の元気なところを全国でどこまで持っていけるかが、一番のポイントですね」



〜全国選抜への意気込み〜
「今まで目標を優勝とは言わなかったです。そんなに簡単なものではないし、全国には良い指導者と才能のある選手が沢山います。ただ、そういった強いチームと戦える、このワクワクする気持ちは止められないんですよね。試合に対して、気持ちがワクワクして早くやりたい、試してみたいと。勝ち負けはしょうがないです。生徒に言っているのは、試合に出る以上は準備が大切だからベストメンバーで準備がパーフェクトだったらそれでいいと。勝ちも負けも受け入れる。その中で男子は優勝を狙いたいですね」

「OBたちもずっと合宿に帯同してくれました。関東選抜もその前もずっと練習に駆け付けてくれて、勝つためには何が必要か、何が足りないかということを指導してくれました。(全国準優勝の)先輩たちを超えたい、という気持ちも部員にはあります、ただ壁は厚いです。だけど、あえて優勝を狙いたいです」



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(2023年3月13日20時55分)
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