ズベレフ 熱戦制しBNPパリバ16強

ゲッティイメージズ
16強入りを果たしたズベレフ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は12日、シングルス3回戦が行われ、第12シードのA・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク59位のE・ルースブオリ(フィンランド)を7-5, 1-6, 7-5のフルセットで破り、2021年以来2年ぶり3度目のベスト16進出を果たした。

>>アルカラス、メドベージェフらBNPパリバOP組合せ<<

昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で負傷しツアーを離脱したズベレフは昨季終了後の12月にエキシビションマッチからコートに復帰。今季は1月からツアー大会に戻ってきていたが、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では2回戦敗退を喫するなど本来の力が発揮できずにいた。

しかし、2月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)ではJ・レヘチカ(チェコ)L・ソネゴ(イタリア)らを下し4強入りを果たし、徐々に復調の気配を見せている。

今大会、初戦となった2回戦では世界ランク66位のP・カチーン(アルゼンチン)をストレートで下していたズベレフ。この試合では第4ゲームで先にブレークを許したものの、第5ゲームでは3度目のブレークチャンスをものにしブレークバックに成功。その後第11ゲームでもブレークを奪い先行した。

第2セットでは第1ゲームから4ゲームを連取されるなど苦しい立ち上がりとなる。1-5で迎えた第7ゲームでは5度のブレークポイントを握るも決め切ることができずセットカウント1-1に追いつかれる。

ファイナルセット、第2ゲームで先にブレークしてリードしたズベレフだったが第5ゲームでブレークバックを許しイーブンに。第9ゲームでは3度のピンチを凌ぐ粘りを見せると6-5で訪れた第12ゲームで勝利を決定づけるブレークに成功し、2時間40分の熱戦を制した。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはズベレフのコメントが掲載されている。

「僕はできる限りのことをしていた。第2セットからは彼(ルースブオリ)の方が僕より良いプレーをしていたように感じたし、第3セットも、多くの時間で彼の方が上回っていたと思う。だから、僕はただ方法を見つけるだけで、今日はそれができてよかったと思うよ。彼はとてもアグレッシブで、両サイドから激しくボールを打ってくる相手なんだ。僕はベストなプレーができていなかったしね。でも、この勝利に満足しているし、前に進むことができる」

4回戦でズベレフは第5シードのD・メドベージェフと世界ランク85位のI・イヴァシカのどちらかと対戦する。

同日には第10シードのC・ノリー(イギリス)、第23シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)らが16強入りした一方、第3シードのC・ルード(ノルウェー)は世界ランク97位のC・ガリン(チリ)に屈し姿を消した。




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(2023年3月13日9時39分)
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