ワウリンカ「片耳が聞こえない」

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スタン・ワウリンカ
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男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は9日にシングルス1回戦が行われ、世界ランク100位のS・ワウリンカ(スイス)は同186位のA・ヴキッチ(オーストラリア)を6-4, 1-6, 6-1のフルセットで破り、2回戦進出を決めた。ワウリンカは試合後の記者会見で耳の不調を明かした。

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元世界ランク3位、37歳のワウリンカは今大会プロテクトランキング(怪我などによる長期離脱選手の救済措置)で4年ぶり12度目の出場。同大会では2017年に初めて決勝に進出し、R・フェデラー(スイス)に4-6, 5-7で敗れて準優勝をおさめている。また最後の出場となった2019年は、3回戦でフェデラーに3-6, 4-6のストレート負けを喫している。

この試合、ワウリンカは第9ゲームでブレークに成功して第1セットを先取するも、第2セットは1度もブレークチャンスを掴めず、2度のブレークを許して1セットオールに。

迎えたファイナルセット、ワウリンカは序盤で3ゲーム連取すると、さらに第6ゲームでもブレークに成功。試合時間1時間23分で初戦突破を決めた。

ワウリンカの試合後の記者会見のコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、耳の不調を明かした。

「数日前から片側の耳の調子が悪くて聞こえないというか、完全にふさがっているんだ。大事ではないけど、片耳でコート上で完全に自由を感じることは簡単ではないよ」

「でも全般的には良いプレーができているし良い練習もできているので、体力的にもテニス的にも良い状態だと思う。今日は勝利できてうれしい。重要な試合なので、このまま続けていけたらと思う」

「手術で長く休んでいた分、このステップは重要なものだったと思う。奮闘してツアーに復帰し、体力的にも調子を取り戻してテニス的にもいい状態になってきたね」

「トップ100に返り咲くことは常に重要だ。もちろん、ランキングはどんどん上げていきたい。グランドスラムやATPマスターズ1000でシード権を獲得できるようにしたいね」

「毎週毎週、総じてレベルは高いと思うので、今年も多くの試合に勝ち続けられるといいなと思う」

最後に、大会会場の雰囲気について「ここはいつも特別だ、初日からたくさんの人が集まっている。いつも満員で、とてもいい雰囲気だよ」と語った。

ワウリンカは2回戦で第26シードのM・キツマノビッチ(セルビア)と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のためキツマノビッチは2回戦から登場。両者は今回が初顔合わせとなる。

同日に行われたシングルス1回戦では世界ランク53位のM・マクドナルド(アメリカ)、同55位のA・マレー(イギリス)、同56位のJ・ドレイパー(イギリス)、同94位のT・コキナキス(オーストラリア)、同134位のJ・シュトルフ(ドイツ)らがそれぞれ勝利し、2回戦に駒を進めている。




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(2023年3月10日11時59分)
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