男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は13日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク130位の
S・ワウリンカ(スイス)が同50位の
A・ブブリク(カザフスタン)を7-6 (7-5), 6-4のストレートで破り、今季ツアー初白星を飾るとともに2019年以来4年ぶり4度目の初戦突破を果たした。試合後には「復帰して以来、最高のパフォーマンスだった」と明かした。
>>西岡、ダニエルら デルレイOP組合せ<<>>チチパス、メドベージェフら ロッテルダム組合せ<<2015年に優勝、2019年に準優勝を収めている元世界ランク3位のワウリンカ。今季初戦は先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)となったが2年ぶり17度目の初戦突破とはならず、大会初の初戦敗退を喫していた。
この日、ワウリンカはファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得。タイブレークを制し第1セットを先取すると、続く第2セットでは第5ゲームでブレークに成功し、1時間38分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに、左足の負傷および手術により昨年3月に約1年ぶりのツアー復帰を果たしたワウリンカのコメントを掲載した。
「昨年、左足の怪我から復帰して以来、最高のパフォーマンスだったと思うよ。僕は食事にも気を使いながら、一生懸命取り組んできた。今夜はテニス的にもフィットネス的にもとてもいい感じだから、このまま続けられたらいいなと思っている」
「自分を追い込む必要があることも、そのプロセスに時間がかかることも、特に僕の年齢では分かっている。でも、今やっているプレー、練習方法、努力の仕方で今年は大きな結果を残せるだろうとも思っている」
勝利したワウリンカは2回戦で世界ランク45位の
R・ガスケ(フランス)と対戦する。ガスケは1回戦で第7シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)を2-6, 7-6 (7-2), 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク28位の
G・ディミトロフ(ブルガリア)と同71位の
G・バレール(フランス)が2回戦に駒を進めている。
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