ジャバー「全て出し切った」

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準優勝のオンス・ジャバー
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日、女子シングルス決勝が行われ、第3シードのO・ジャバー(チュニジア)は第17シードのE・リバキナに6-3, 2-6, 2-6の逆転負けを喫して準優勝をおさめた。ジャバーは試合後の会見で「今日はすべてを出し切った」と語った。

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世界ランク2位のジャバーは準決勝で世界ランク103位のT・マリア(ドイツ)を6-2, 3-6, 6-1のフルセットで破り、アフリカ勢女子として史上初となる四大大会決勝進出を果たした。

一方、世界ランク23位のリバキナは準決勝で第16シードのS・ハレプ(ルーマニア)を6-3, 6-3のストレートで下し、カザフスタン人選手として史上初となる四大大会決勝進出を決めた。

ともにグランドスラム初優勝をかけた両者の試合は第1セット、動きの硬いリバキナに対して試合巧者のジャバーが第3、第9ゲームでブレークに成功して先取する。

ジャバーに試合の流れが完全に傾いたかと思われたが、リバキナは得意のサービスが安定し始めると強烈なストロークでジャバーのサービスゲームで攻勢に出る。

1セットオールと振り出しに戻されたジャバーは、得意のドロップショットを織り交ぜて試合のペースを変えようと再三試みるも、リバキナは崩れず。ジャバーは逆転負けで初のグランドスラムタイトルを獲得することはできなかった。

ジャバーは試合後の記者会見で「ポジティブな2週間だった」と語った。

「これがテニス。勝者は一人しかいない。 でも初めての経験としては最高よ。次のファイナルが楽しみ。今回から多くのことを学ぶことができると思うわ」

「私にとってはポジティブな2週間だった。これからも気を引き締めていきたい」

「第2セット、第3セットは自分のベストなテニスができなかったわ。彼女(リバキナ)はよりアグレッシブになり始めた。彼女はもっとコートに踏み込んできて、私に大きなプレッシャーをかけてきたと思う。 今日は残念ながら解決策を見出せなかったわ」

準優勝の結果について問われると、「間違いなくポジティブに考えているわ」と話した。

「 結果はとても嬉しい。後悔はしていない、今日はすべてを出し切った。決勝戦は最初にたくさん負けて、その後一歩下がってもう一回勝つ」

「自分を信じて疑わないし、必ずやグランドスラムを獲りに戻ってくると思っているわ」

「これはテニスの一部。そこから学ばなければならないのは確かよ。でも、私はとてもポジティブに考えているの」

また多くのファンについてコメントを求められると、「彼らに感謝したい」と語った。

「次の大会が待ち遠しいわ。特にアメリカに行くので、クレイジーなファンがたくさんいることは分かっている」

「これは、始まりに過ぎないわ。とてもポジティブに考えているの。タイトルがすごく欲しかった。たぶん、それを望みすぎるがゆえに手にすることができなかった。私にとっては素晴らしいことの始まりに過ぎない」

「前向きに続けて、欲しいタイトルをもっと手に入れたいと思うわ」

大会最終日の10日には、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と世界ランク40位のN・キリオス(オーストラリア)による男子シングルス決勝が行われる。

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(2022年7月10日8時12分)
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