女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は9日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク173位の
大坂なおみが第19シードで同20位の
M・コスチュク(ウクライナ)を6-3, 6-2のストレートで破り、2019年以来5年ぶり2度目の3回戦進出を果たした。試合後に大坂は自身のクレーコートでのプレーを「キリンの赤ちゃん」と表現した。
>>西岡 良仁、ジョコビッチ、ナダルらBNLイタリア国際組合せ<<>>大坂 なおみ、シフィオンテクらBNLイタリア国際組合せ<<今大会、スペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)を利用して出場した大坂は1回戦で世界ランク45位の
C・ブレル(フランス)をストレートで下し初戦突破。2回戦は先月のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、室内クレー、WTA500)で準優勝を果たし、現在キャリアハイを記録している世界ランク20位のコスチュクとのマッチアップとなった。
この試合、序盤から強烈なショットで攻め立てる大坂はサービスゲームが安定しないコスチュクから2度のブレークに成功しゲームカウント4-0とリード。第5ゲームで1度ブレークを返されるも、その後はサービスキープを続けサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをラブゲームでキープし第1セットを先取する。
続く第2セット、勢いに乗る大坂は第3ゲームでブレークに成功。しかし、第5ゲーム、大坂がブレークポイントを握った場面で雨により一時中断する。約1時間半が経過し再開すると、大坂はこのゲームでブレークを奪いゲームカウント4-1とリードを広げる。第6ゲームで1度ブレークを返されるが、第7ゲームで3度目のブレークを果たし、1時間11分で勝利した。
世界ランクトップ20から初めてクレーコートで勝利した大坂は3回戦で第10シードの
D・カサトキナと対戦する。カサトキナは2回戦で世界ランク65位の
T・マリア(ドイツ)を7-5, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。
女子テニス協会のWTA公式サイトには大坂のコメントが掲載されている。
「彼女(カサトキナ)はクレーコートでは私よりずっと経験がある。私はまだキリンの赤ちゃんみたいで自分のステップを学ぼうとしている感じなの。ただ、だからこそすごく謙虚にいれる。今日の試合から学んで、それを生かしたい」
「実は、マドリッドで練習したとき彼女にひどくやられたの。恥ずかしかった(笑)。練習の後、彼女に謝らないといけないと思ったほどだったから」
「今日の試合は私にとって初めてのことがたくさんあった試合だと思う。雨の後、ブレークポイントをものにするためにかなりナーバスになっていた。それを獲得できて興奮した。全体的にみれば、もし自分に評価をつけるとしたら前回の試合から今に至るまで、多くの進歩を見ることができたと思う」
※大坂選手のコメント部分に誤りがありました。訂正しお詫びいたします。(20224/05/10/15:05)
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