女子テニスの最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズ(メキシコ/カンクン、ハード)は6日にシングルス決勝が行われ、第2シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が第5シードの
J・ペグラ(アメリカ)を6-1, 6-0のストレートで破り、同大会初優勝を飾るとともに世界ランキングで2年連続2度目の年間1位に輝いた。女子テニス協会のWTAは公式サイトでシフィオンテクの今季の成績を数字で振り返った。
>>ダニエル 太郎vs中川舜佑 1ポイント速報<<>>ダニエル 太郎、望月 慎太郎ら松山CH組合せ<<同大会は今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会であり、賞金総額は900万ドル(約13億5,100万円)。4名ずつ2グループに分かれ総当たりで対戦し、各組上位2名が準決勝に進出する。
22歳のシフィオンテクは今季、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)やチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTA1000)を含む5大会で優勝。しかし、先月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では4回戦で敗退すると大会後の世界ランキングで75週ぶりに1位から陥落した。
最終戦に出場するのは今回が3年連続3度目であり、昨年大会は予選ラウンドロビンを全勝で勝ち上がったものの準決勝で
A・サバレンカに敗れ、決勝進出を逃していた。
迎えた今大会、2年連続で予選を全勝で勝ち上がり4強入りすると、準決勝ではシフィオンテクに代わり世界ランク1位となったサバレンカと再び顔を合わせ、6-3, 6-2のストレートで勝利し初の決勝進出を果たした。
そしてこの日の決勝戦、今季1勝2敗と負け越していたペグラとの顔合わせとなったが、シフィオンテクは圧巻のパフォーマンスを披露。持ち前のフットワークを活かし、攻撃の手を緩めずポイントを重ね、サービスゲームを1度もブレークされることなく、リターンゲームでは5度のブレークに成功。わずか1ゲームしか失わず、大会初優勝を決めた。
この勝利により、シフィオンテクは世界ランキングでサバレンカを抜き1位に返り咲き、2年連続2度目の年間1位となることが決まった。
また、今大会を通して圧倒的な強さをみせたシフィオンテクが大会中5試合で失ったゲームはわずか20。これは2003年に予選ラウドロビン方式が採用されて以降、2012年の
S・ウィリアムズ(アメリカ)の失ゲーム32での優勝という記録を大きく更新する、最小失ゲームでの優勝となった。
【シフィオンテクが2023年シーズンに残した記録】
・682023年の試合勝利数。これは2022年シーズンより1勝多く、2013年にセリーナが79勝して以来 最多記録。また、23歳以下の選手としては1997年~2000年の
M・ヒンギス(スイス)以来、2年連続で65勝以上を挙げた選手となった。
・31シーズンにWTAの全カテゴリーでタイトルを獲得。BNPパリバ ワルシャワ オープン(ポーランド/ワルシャワ、ハード、WTA250)、ポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)とカタール・トータルエナジーズ・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、WTA500)、チャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTA1000)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で優勝しており、2011年の
P・クヴィトバ(チェコ)と2013年のセリーナとに次ぐ史上3人目となった。
・332020年以降のトップ10撃破数。この期間で次に多いのは
M・サッカリ(ギリシャ)の19回。
・423歳になる前にWTAファイナルで優勝した回数。
K・クレイステルス(ベルギー)、
M・シャラポワ、クヴィトバに続く4人目。
・21968年のオープン化以降、最初の決勝21試合で17勝を挙げた選手の数。決勝での17勝4敗の成績は
C・エバート(アメリカ)と並ぶ唯一の選手に。
・202023年に達成したベーグルのセット数。1991~1992年の
S・グラフ(ドイツ)と
M・セレス(アメリカ)以来、2シーズン連続で20以上を記録した選手。
・13今シーズンのトップ10撃破数。2013年~2014年のセリーナ以来、2シーズン連続でトップ10撃破を10回以上達成した選手に。
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