男子テニスのスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は24日、シングルス1回戦が行われ、第1シードの
H・ルーネ(デンマーク)が世界ランク55位の
M・キツマノビッチ(セルビア)を1-6, 7-5, 6-3の逆転で破って初戦突破。同6位のルーネにとって約1ヵ月ぶりの公式戦白星となった。
20歳のルーネは今季クレーシーズンまでは好調を維持し、4月のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)ではタイトルを獲得。しかし、7月のハードコートシーズン以降は背中の負傷の影響もあり思うような成績が出せず、今月はロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)とストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、室内ハード、ATP250)で初戦敗退し、10月の公式戦は1勝もあげられていなかった。
そんななか、19日に元世界ランク1位の
B・ベッカー(ドイツ)がコーチに就任。初陣に臨んだ。
第1セットはミスを重ね圧倒されて落としたールーネだったが、第2・ファイナルセットではファーストサービスが入ったときに79パーセントの確率でポイントを獲得。キツマノビッチのブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは計3度のブレークに成功。2時間で逆転勝ちをおさめた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには9月のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)以来 約1ヵ月ぶりの勝利をあげたルーネのコメントが掲載された。
「戦い続けて、試合をひっくり返すことができたことをうれしく思う。自分のレベルを上げようとしたんだ。ここでのプレーはいつも楽しいよ」
2回戦でルーネは世界ランク29位の
S・バエス(アルゼンチン)と対戦する。バエスは1回戦で予選から出場した同61位の
C・オコネル(オーストラリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第4シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、第5シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)、第7シードの
N・ジャリー(チリ)らが初戦を突破した。
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