男子テニスのナショナル・バンク・オープン（カナダ/トロント、ハード、ATP1000）は９日、シングルス２回戦が行われ、世界ランク４０位のＡ・マレー（イギリス）は予選を勝ち上がった同７８位のＭ・パーセル（オーストラリア）を7-6 (7-2), 3-6, 7-5のフルセットで破り、２０１５年以来８年ぶり９度目のベスト１６進出を果たした。

＞＞アルカラス、メドベージェフらナショナル・バンクOP組合せ＜＜

２００９年と２０１０年、そして２０１５年の同大会を制している３６歳のマレーは今大会、１回戦で世界ランク３９位のＬ・ソネゴ（イタリア）を下し初戦突破を果たした。

２回戦の第１セット、互いに１度ずつブレークを奪いタイブレークに突入。２度のミニブレークに成功したマレーが先行する。続く第２セット、第６ゲームでブレークを許したマレー。パーセルのサービング・フォー・ザ・セットとなった第９ゲームでブレークバックのチャンスを１度掴むも活かせず、１セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、マレーは第５ゲームでブレークを許しゲームカウント2-4と劣勢に立たされる。それでも第８ゲームでブレークバックに成功すると終盤となる第１２ゲームで再びブレークを奪い、２時間４７分の熱戦を制した。

勝利したマレーは３回戦で第７シードのＪ・シナー（イタリア）と対戦する。シナーは２回戦で世界ランク３８位のＭ・ベレッティーニ（イタリア）を6-4, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第１シードのＣ・アルカラス（スペイン）、第２シードのＤ・メドベージェフ、第８シードのＴ・フリッツ（アメリカ）、第１２シードのＴ・ポール（アメリカ）、第１５シードのＨ・フルカチュ（ポーランド）、第１６シードのＬ・ムセッティ（イタリア）らが１６強に駒を進めた。

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