男子テニスのアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)は29日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク82位の
A・ブキッチ(オーストラリア)が第7シードの
U・アンベール(フランス)を3-6, 7-6 (7-2), 7-5の逆転で破り、ツアー大会初の決勝進出を果たした。
>>錦織撃破フリッツらアトランタOPの組合せ・結果<<>>錦織、西岡ら出場、次週開幕ムバダラ・シティ・オープン組合せ<<>>錦織vsハリス 1ポイント速報<<今季はチャレンジャー大会で1度の優勝、2度の準優勝を飾った27歳のブキッチ。前週の世界ランキング更新では自己最高位となる82位に浮上した。
前週のホール・オブ・フェーム選手権(アメリカ/ニューポート、芝、ATP250)では初戦敗退となったものの、アトランタ・オープンでは1回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク394位のE・クイン(アメリカ)、2回戦で第4シードの
西岡良仁、準々決勝で第5シードの
C・ユーバンクス(アメリカ)を下し4強入りした。
準決勝の第1セット、第2ゲームでブレークを許し開始から3ゲームを連取されたブキッチ。その後はブレークバックのチャンスを掴めず、先行される。続く第2セットでは互いにブレークポイントを与えず、タイブレークに突入。先にミニブレークを許すも5ポイントを連取するなどし1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、ブキッチは第1ゲームでブレークに成功。その後、第8ゲームでブレークバックを許すも終盤となる第11ゲームでブレークを奪い、2時間12分で勝利した。
大会の公式サイトはブキッチのコメントを掲載し「序盤は完全に負けていた。彼(アンベール)は僕を打ちのめしてきたけど、僕はただリラックスして向かっていった。タイブレークではリターンを狙い、勢いを持っていった。観客の声も感じたし、それを利用したよ」と語った。
勝利したブキッチは決勝で第1シードの
T・フリッツ(アメリカ)と対戦する。フリッツは準決勝で第8シードの
J・J・ウルフ(アメリカ)を6-3, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
フリッツとの決勝についてブキッチは「タフな試合になるのは間違いない。彼はトップ10の選手でアメリカ国内でとんでもない選手だからね。いいサーブを打って、いいリターンをして、(今日の)第2セットと第3セットのようなプレーをするだけ。このコンディションでは、何でも可能だと思うよ」と述べた。
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