テニスのウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）は６日、男子シングルス２回戦が行われ、世界ランク８８位のＳ・ワウリンカ（スイス）が第２９シードのＴ・Ｍ・エチェベリー（アルゼンチン）を6-3, 4-6, 6-4, 6-2で破り、２０１５年以来８年ぶり５度目の３回戦進出を果たした。

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２０１４年と２０１５年に記録したベスト８進出が自己最高記録のワウリンカ。昨年は１回戦で敗れているなか、今年は世界ランク４７位のE・ルースブオリ（フィンランド）を下し初戦突破を決めた。

この試合、第１セットを先取したワウリンカだったが、第２セットでは１度もブレークチャンスを握ることができずにセットカウント１－１に追いつかれる。それでも、第３・第４セットではファーストサーブが入ったときにわずか１ポイントしか落とさないプレーを披露。リターンゲームでは３度のブレークに成功し２時間３４分で勝利した。

３回戦では第２シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）と対戦する。大会８度目の優勝を狙うジョコビッチは２回戦で世界ランク７０位のＪ・トンプソン（オーストラリア）をストレートで下しての勝ち上がり。

試合後の会見でワウリンカはジョコビッチ戦について「彼と少なくとも１度、この芝で対戦できるのは素晴らしいことだと思う。ウィンブルドンは初めてだからね。もちろん楽しみだし、他のグランドスラムや多くの大会で対戦してきた彼と対戦できるのはうれしい。素晴らしいよ」とコメント。

「ウィンブルドンで勝つチャンスはゼロではないと思う。今日も勝ててうれしいよ。素晴らしい試合だったと思う。試合を重ねるごとにプレーが良くなっているし、ノヴァーク（ジョコビッチ）とここで対戦できるのは光栄なことだと思う。ウィンブルドンで彼と対戦することは、僕のキャリアの中で欠けていたことなんだ。難しい挑戦になるだろうね」

同日には第１９シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）、第２５シードのＮ・ジャリー（チリ）、世界ランク３８位のＭ・ベレッティーニ（イタリア）らが１回戦に勝利している。

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