女子テニス協会のWTA公式サイトは26日に選手情報を更新。世界ランク43位の
V・グラシェバ(フランス)がロシア国籍からフランス国籍へと変更された。グラシェバはフランス女子シングルスで
C・ガルシア(フランス)に次ぐ2番手の世界ランカーとなる。
>>【動画】錦織 復活優勝の瞬間<<22歳のグラシェバはフランスのカンヌを拠点とし、
D・メドベージェフらとトレーニングを積みツアーを転戦。フランスへの国籍変更は語学力や18歳以上であること、安定した就労生活を送っているという条件以外に5年間フランスに居住していることが求められているが、今回グラシェバはその条件をクリアしたことになる。
グラシェバはツアータイトル獲得の経験はないが、2月のATXオープン(オースティン/アメリカ、ハード、WTA250)で準優勝を果たしブレイク。BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)とマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)では予選からベスト16入りするなど安定した成績を残し、キャリアハイとなる世界ランク41位を記録した。
また、今回の国籍変更により、ロシア勢ではシングルス7番手だった世界ランクがフランス勢として同5位のガルシアに次ぐ2番手となり、国別対抗戦のビリー・ジーン・キング・カップや来年に開催されるパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)出場の可能性も手にすることができることとなった。
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