男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は23日、シングルス準々決勝が行われ、第8シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)が第1シードの
D・メドベージェフを7-5, 7-6 (7-3)のストレートで破り、今季1月のアデレード国際2(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)以来となるツアーベスト4進出を果たした。
35歳のバウティスタ=アグは2019年11月に自己最高となる世界ランク9位を記録したものの、近年は徐々に世界ランクを落としており、現在は23位。今季もマッチ12勝14敗と負け越してハレに臨んでいた。
1回戦で世界ランク128位のA・ババソリ(イタリア)を、2回戦で同54位の
B・ナカシマ(アメリカ)を下し8強入りを果たしたバウティスタ=アグは準々決勝で同3位のメドベージェフを相まみえることとなった。
この試合、バウティスタ=アグはメドベージェフに12本ものサービスエースを決められたものの、7度のブレークチャンスを創出し、そのうち2度ブレークに成功。自身は1本もサービスエースを取ることはできなかったものの、ファーストサービスが入ったときには79パーセントの確率でポイントを獲得するなどストローク戦でメドベージェフに競り勝ち1時間53分で4強入りを決めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはバウティスタ=アグのコメントが掲載されている。
「このコートでダニール(メドベージェフ)に勝つには、本当にいいプレーをしないといけないと思うよ。今年の何ヵ月かは調子が良くなかったけど、ハードワークを続けた。テニスは時にとても難しいものだとわかっているけれど、今日は、僕がハードワークしてきたことが証明された。多くのことに取り組んできたことが証明されたし、とてもいいテニスができたから、とてもハッピーだよ」
準決勝では第3シードの
A・ルブレフと対戦する。ルブレフは準々決勝で世界ランク29位の
T・フリークスポール(オランダ)を逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第7シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)や第9シードの
A・ズベレフ(ドイツ)がベスト4に駒を進めた。
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