テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日に女子シングルス1回戦が行われ、16歳で予選を勝ち上がった世界ランク143位の
M・アンドレーワが同85位の
A・リスケ(アメリカ)を6-2, 6-1のストレートで破り、四大大会初出場で勝利をあげて初戦突破を果たした。
>>【16歳とは思えないアンドレーワのクールな勝利の瞬間】<<>>シフィオンテク、アンドレーワら全仏オープン組合わせ<<16歳のアンドレーワは今年4月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)で当時15歳ながら
L・フェルナンデス(カナダ)や
B・ハダッド=マイア(ブラジル)、
M・リネッタ(ポーランド)らを下しベスト16に進出。最後は
A・サバレンカに屈したものの、世界ランクを50位以上アップさせ、今回初の四大大会に挑んでいる。
今大会には予選から出場し、3試合すべてストレート勝ちで本戦入りを決めた。
本戦1回戦、第1セットでグランドスラム初出場とは思えない落ち着きで試合開始から10ポイントを連取しゲームカウント3-0とリードする。第7ゲームでは3度のブレークポイントをしのぐと、直後の第8ゲームで2度目のブレークを果たし先行する。
続く第2セット、アンドレーワはウィナーを11本奪うなどし、3度のブレークに成功。自身のサービスゲームは1度のブレークに抑え、グランドスラム本戦のデビュー戦をわずか56分で勝利し2回戦に駒を進めた。
試合後の記者会見でアンドレーワは喜びを語った。
「素晴らしい気分よ。予選を通過して、この試合に勝てたことにとても興奮している。本当にうれしい。次のラウンドも楽しみね」
「去年はジュニアとしてここにいた。本戦に出場することができるなんて、想像もできなかったわ」
「(なぜ良いプレーができているかは)わからない。私はただ何も考えずにプレーしているだけ。私はただ、ここでのすべての瞬間を楽しもうとしている。練習をして、普段通りの生活をしているだけ。自分のことをやっているだけなの」
また、マドリッド・オープンの際にインタビューで
A・マレー(イギリス)が自身にとってのスターであると語っていたことを念頭に記者から、今大会を欠場しているマレーとクレーシーズン中に交流があったか問われると、マレーからメッセージをもらったと明かした。
「マレーに会えてはいないわ。でも、マレーがチャレンジャー大会で優勝した後、メッセージを送ったの。おめでとうと言ったわ。そしたら実際に返事が来て、本当に嬉しかったの。彼は『ありがとう。そしてローランギャロスで頑張ってね』と言ってくれた。もしかしたら、今こんなにいいプレーができるのはこれが理由かもしれないわ」
マレーとのやり取りを16歳のアンドレーワはとても嬉しそうに語った。
勝利したアンドレーワは2回戦で世界ランク79位の
D・パリー(フランス)と対戦する。パリーは1回戦で第25シードの
A・カリーニナ(ウクライナ)をストレートで下しての勝ち上がり。
今大会、アンドレーワがどこまで勝ち上がるか注目だ。
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