10日に開幕する男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)に第1シードとして
N・ジョコビッチ(セルビア)が約3週間ぶりにツアー復帰を果たす。右ひじ負傷の不安を抱える世界ランク1位は、9日に現地で初練習を行った。
>>西岡、ジョコビッチらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<>>日比野、シフィオンテクらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<35歳のジョコビッチは今季クレーコートの大会に2度出場。4月の始めにはロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)に参加したものの、3回戦で
L・ムセッティ(イタリア)に逆転負け。翌週のスルプスカ・オープン(ボスニア・ヘルツェゴビナ/バニャ・ルカ、クレー、ATP250)では準々決勝で同胞の
D・ラヨビッチ(セルビア)に屈した。
2018年2月に右ひじの手術を行いツアーを離脱していたジョコビッチ。モンテカルロでムセッティに敗れた試合では右ひじにサポーターを装着し、ストロークの精細も欠いていた。その古傷の痛みが再燃したと憶測が広がるなか、ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)の欠場を発表。約3週間の休養を経てBNLイタリア国際に臨むこととなった。
ジョコビッチはこれまで、BNLイタリア国際で過去6度優勝。昨年もタイトルを獲得しており、今大会は2連覇と7度目の優勝、そして1,000ポイントの防衛がかかる。
ローマ到着後に世界ランク8位の
J・シナー(イタリア)と練習したジョコビッチは、多くの観客が見守るなか実戦さながらの打ち合いを見せた。このときジョコビッチはサポーター等を着けることなく練習を行っている。
初戦の2回戦では世界ランク61位のT・マルティン・エチェベリーと同85位で18歳の
L・ヴァン・アッシュ(フランス)のどちらかと対戦する予定で、シード勢が順当に勝ち上がれば3回戦で第26シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と顔を合わせる。試合勘と右ひじの状態に不安を抱えるなか、ジョコビッチは6試合に勝利しトロフィーを掲げることができるか、その初陣に注目が集まる。
>>ジョコビッチとシナーの練習動画<<
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