男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は10日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク87位の
J・トンプソン(オーストラリア)が第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)を7-6 (7-0), 4-6, 7-6(7-5)のフルセットで破り、3回戦進出を決めた。
>>ダニエル 太郎vsノリー 1ポイント速報<<>>ダニエル 太郎、アルカラスらBNPパリバOP組合せ・結果<<>>シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ・結果<<28歳のトンプソンが同大会に出場するのは3年連続5度目で、これまでの最高成績は2回戦進出。
今大会は1回戦でプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)で出場した世界ランク210位の
G・モンフィス(フランス)を6-3, 6-1のストレートで破って2回戦に進出した。
一方のチチパスはシード勢は1回戦免除のため2回戦から登場。チチパスは今大会、もしくは22日に開幕するマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)のどちらかで優勝、そしてどちらかで準優勝以上の成績をおさめることができたら世界ランク1位になることが確定していた。
トンプソンとチチパスは3度目の対戦で、これまでチチパスが2勝。この試合、第1セットは互いにサービスキープを重ねてタイブレークに突入すると、トンプソンが7ポイント連取で先行する。
続く第2セットは互いにブレークから始まると、チチパスが第3ゲームもブレークを奪い、このリードを守って1セットオールとする。
迎えたファイナルセットは、第1セットと同様に両者ともサービスゲームを死守して再びタイブレークにもつれる。先にミニブレークを奪ったのはチチパスだったが、トンプソンはポイント4-5から3ポイントを連取して2時間36分でチチパスを撃破した。
試合後のトンプソンのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「現実とは思えない。マスターズ1000で、ここインディアンウェルズでなんて」と、勝利の喜びを語った。
「僕の好きな大会のひとつであり、多くのプレーヤーが好きな大会だと思う。このような勝利を手にするのは信じられないことだ。本当に幸せだよ」
「サービスポイントをコントロールしたい、という思いがあったんだ。明らかに僕は彼の(サービスゲーム)を制せない。彼は素晴らしいビッグサーブをもっている。終盤のリターンではあまりリズムが掴めなかったけど、1本だけ取れた。サーブでアグレッシブに攻め続け、最後は(チチパスの)ボールがサイドアウトになったことにとても感謝している」
勝利したトンプソンは、3回戦で予選から出場している世界ランク187位の
A・タビロ(チリ)と対戦する。

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