男子テニスの1月30日付ATP世界ランキングが更新され、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で2年ぶり10度目の優勝を果たした35歳の
N・ジョコビッチ(セルビア)が、2022年6月以来となる世界ランク1位に返り咲いた。
全豪オープン決勝はジョコビッチが24歳の
S・チチパス(ギリシャ)をストレートで下し制覇。勝者が翌週のランク更新で世界1位に浮上することが決まっていた決戦だったが、今回の優勝で四大大会通算22勝目となったジョコビッチが強さを見せた結果となった。
また、昨年の全豪オープンでは当時25歳の
D・メドベージェフが35歳の
R・ナダル(スペイン)と対戦。2セットアップとタイトルまであと一歩まで迫ったものの、そこから3セットを落とし逆転負けを喫し優勝にあと一歩届かなかった。
しかし、昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では、決勝で19歳の
C・アルカラス(スペイン)が23歳の
C・ルード(ノルウェー)を倒し、初の四大大会制覇と世界ランク1位を獲得するなど、少しずつではあるが、世代交代が進んでいる。
さらに、現在世界ランク9位には、昨年11月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)で
S・ワウリンカ(スイス)や
F・オジェ アリアシム(カナダ)、ジョコビッチを撃破し優勝を飾った19歳のH・ルーネもおり、着実に若手選手が勢力を伸ばしている。
それでも、昨年の四大大会では、全豪オープンと全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)をナダルが、ウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)をジョコビッチが制するなど、大きなトーナメントでは「ビッグ4」と呼ばれた選手が健在だ。
先月30日付の世界ランクでは35歳のジョコビッチが1位、36歳のナダルが6位、31歳の
P・カレノ=ブスタ(スペイン)が16位に入ってはいるものの、トップ20に30歳以上の選手は3名で、他は10代20代の選手となった。10代ではアルカラスとルーネがトップ10に入り、更なる上位進出を狙っている。
今後、3月にはBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)とマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)があり、若手とベテラン、そして25歳となった
A・ズベレフ(ドイツ)や
A・ルブレフ、
H・フルカチュ(ポーランド)、
T・フリッツ(アメリカ)ら、26歳のD・メドベージェフ、
K・ハチャノフら中堅世代が優勝を目指し戦っていく。
1月30日付の男子ATP世界ランキングトップ20とその年齢は以下の通り。
※[]内は年齢
■1位[ 35歳 ]…N・ジョコビッチ
7,070ポイント
■2位[ 19歳 ]…C・アルカラス
6,730ポイント
■3位[ 24歳 ]…S・チチパス
6,195ポイント
■4位[ 24歳 ]…C・ルード(ノルウェー)
5,765ポイント
■5位[ 25歳 ]…A・ルブレフ
4,200ポイント
■6位[ 36歳 ]…R・ナダル
3,815ポイント
■7位[ 22歳 ]…F・オジェ アリアシム
3,715ポイント
■8位[ 25歳 ]…T・フリッツ
3,410ポイント
■9位[ 19歳 ]…H・ルーネ
3,046ポイント
■10位[ 25歳 ]…H・フルカチュ
2,995ポイント
■11位[ 27歳 ]…
C・ノリー(イギリス)2,760ポイント
■12位[ 26歳 ]…D・メドベージェフ
2,750ポイント
■13位[ 26歳 ]…K・ハチャノフ
2,515ポイント
■14位[ 25歳 ]…A・ズベレフ
2,425ポイント
■15位[ 25歳 ]…
F・ティアフォー(アメリカ)2,305ポイント
■16位[ 31歳 ]…P・カレノ=ブスタ
2,285ポイント
■17位[ 21歳 ]…
J・シナー(イタリア)2,195ポイント
■18位[ 20歳 ]…
L・ムセッティ(イタリア)1,925ポイント
■19位[ 25歳 ]…
T・ポール(アメリカ)1,835ポイント
■20位[ 27歳 ]…
N・キリオス(オーストラリア)1,825ポイント
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