男子プロテニス協会のATPは３０日に公式サイトで、ATPツアーの新型コロナウイルスプロトコルや大会の衛生規定を破り出国した世界ランク５３位のＳ・クエリー（アメリカ）への判決を公開した。

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クエリーは今年１０月のサンクトペテルブルク・オープン（ロシア/サンクトペテルブルグ、室内ハード、ATP500）でATPの規定を破り、その後新型コロナウイルスの検査で陽性と診断されたままロシアから出国していた。

ATPは「ツアーの新型コロナウイルスプロトコルに違反したクエリーへの判決を下した。調査では事件を取り巻く状況全体を検討し、クエリーの行動はATP行動規範のプレーヤーメジャーオフェンス条項に基づくゲームの完全性に反していると結論付けました。その結果、ATPは２万ドルの罰金を科す」とした。

しかし「クエリーのATPおよびその他の要素に対する長年の良好な状態を考慮し、罰金は一時停止とする。クエリーが試用期間内にコロナウイルスに関連する健康および安全プロトコルのさらなる違反を６カ月間犯さないことを条件として解除される。プレーヤーは、決定に対して上訴することを選択した場合、５日間の猶予が与えられる」とクエリーへの罰金を保留とした。

クエリーは来シーズンで１月５日から行われるデルレイビーチ・オープン（アメリカ/デルレイビーチ、ハード、 ATP250）にエントリーしている。

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