男子テニスのウィンストン・セーラム・オープン(アメリカ/ウィンストン・セーラム、ハード、 ATP250)は19日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した元世界ランク1位の
A・マレー(イギリス)は世界ランク73位の
T・サングレン(アメリカ)に6-7 (8-10), 5-7のストレートで敗れ、2週連続の初戦敗退となった。
前週のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で約7カ月ぶりにシングルスへ復帰していたマレーは、この日パッシングショットを決めるなどで場内を沸かせたが第1セットをタイブレークの末に落とす。
第2セットは、今年1月のASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250)でツアー初優勝を飾ったサングレンに3度のブレークを許し、2時間9分で力尽きた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはマレーのコメントが掲載されており「シンシナティの時よりしっかりボールが打てたし、いくつかのドロップショットにもうまく対応できたと思う。だから、今日の試合はよかったと思える。肉体的には痛みや違和感もないから、大丈夫だと感じている。普段より少し疲れているくらい」と振り返った。
「今自分がどの位置で、どのレベルなのかは分かっている。実戦を増やすために、大会のレベルを下げて自分のテニスを作っていく必要があるかもしれない」
一方、勝利したサングレンは「最高の雰囲気で、観客はとても興奮していた。アンディ(マレー)は素晴らしい選手だから、今夜対戦できたことは喜びでしかない。試合は、とても接戦だった。第1セットは、どちらに転んでもおかしくなかった。自分が取れたことは大きな安心だった。長く肉体的にも厳しい試合だった。そんな試合に勝ててうれしい」と語っている。
サングレンは2回戦で第2シードの
D・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。シード勢は1回戦免除のため、シャポバロフは2回戦からの登場。
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