テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日、女子シングルス準々決勝が行われ、第7シードの
S・ハレプ(ルーマニア)が世界ランク50位の
ザン・シュアイ(中国)を7-6 (7-4), 6-1のストレートで破り、2014年以来5年ぶり2度目のベスト4進出を果たした。
>>錦織vsフェデラー 1ポイント速報<<>>錦織らウィンブルドン対戦表<<この日、ハレプは第1セットをタイブレークでものにすると、第2セットではファーストサービスが入った時に82パーセントの高い確率でポイントを獲得。過去1勝2敗のザンにブレークチャンスを与えることなく、1時間27分で振り切った。
試合後の会見で、記者から接戦の第1セットについて問われたハレプは「彼女(ザン)がとても良いプレーをするのは予想していた。彼女は直近2度の対戦で、私に勝っていた。試合の前は少し緊張していたし、ちょっとストレスも感じていた。彼女は必ず向かって来て、とても強いボールを打って来るのは分かっていた。そして彼女が打ったボールはあまり弾まない。本当にリターンするのが難しい。それでも戦い続けた。どのボールにも100%で臨まなければならないのは分かっていたし、彼女のリズムを少しでも壊さなければならないことも分かっていた。それが第2セットではできた」と振り返った。
続けて昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で四大大会初優勝を果たしたものの、今年の全仏オープンでは8強に終わったことについては「プレッシャーはなくなっているが、それは去年からだった。全仏オープンはマイナスなプレッシャーではなかった。前年度チャンピオンだったから、当然プレッシャーは感じていた。しかしそれは新しい経験だった。優勝したあとに負けることがどんなことか分かった。死んだりはしなかった。ここへはリラックスして来れた。芝でどれほど良いプレーができるかを見るために高いモチベーションで来れた。コートではハッピーでいられる。それがここまでの好調さの助けになっていると思う」と明かした。
ウィンブルドン初の決勝進出を狙うハレプは、準決勝で第8シードの
E・スイトリナ(ウクライナ)と対戦する。スイトリナは準々決勝で世界ランク68位の
K・ムチョバ(チェコ)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第11シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)、世界ランク54位の
B・ストリツォワ(チェコ)が4強入りを決めている。
「ウィンブルドンテニス」
歴史と伝統を誇るウィンブルドンテニス。グランドスラム通算20勝のフェデラー、昨年の覇者ジョコビッチがさらなる記録へ挑む。
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