男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000）は１１日、シングルス準決勝が行われ、第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）が第５シードのＤ・ティーム（オーストリア）を7-6 (7-2), 7-6 (7-4)のストレートで下して決勝進出を果たし、２０１６年以来３年ぶり３度目の優勝に王手をかけた。

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この日、ジョコビッチはゲームカウント１－３とリードを許したが、激しいストローク戦で主導権を握ると、タイブレークの末に第１セットを先取。

第２セットは第６ゲームでブレークされるも、挽回して第１２ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎えた。このゲームではミスを重ねてブレークバックされたが、タイブレークで再び集中を高めたジョコビッチが２時間を超える熱戦に終止符を打った。

決勝では、第２シードのＲ・ナダル（スペイン）と第８シードのＳ・チチパス（ギリシャ）の勝者と対戦する。

一方、準々決勝で第４シードのＲ・フェデラー（スイス）との激闘を制して４強へ駒を進めていたティームは、３年連続３度目の決勝進出とはならなかった。今年は３月のBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000）でマスターズ初優勝を飾ると、４月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル（スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500）で今季２勝目をあげている。

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