テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会12日目の7日、男子シングルス準決勝が行われ、第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第21シードの
錦織圭を6-3, 6-4, 6-2のストレートで破り、2年ぶりの決勝進出を果たした。
>>大坂vsセリーナ 1ポイント速報<<>>ジョコvsデルポ 1ポイント速報<<>>ジョコら全米OP対戦表<<>>大坂ら全米OP対戦表<<今年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で完全復活を印象付ける優勝を飾った元世界1位のジョコビッチ。前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)では史上初となる「ATPマスターズ1000」全9大会制覇の『ゴールデン・マスターズ』を達成など勢いに乗っており、この日も錦織から主導権を握って試合を支配した。
序盤からミスを重ねる錦織だったが、第1セットの第4ゲームでは徐々にボールをとらえるタイミングが合い始めた。
しかし、このゲームでジョコビッチは1ポイントを取るごとに声を出し、錦織に流れを与えなかった。以降も2本のブレークポイントをしのいで2セットを連取すると流れを引き寄せ、2時間23分で勝利を手にした。
オンコートインタビューで「戦略がうまくいった」と述べていたジョコビッチは、会見で「彼(錦織)の居心地を悪くさせて、チャンスがくるだろうと思っていた。それができた。大切な場面ではサービスで切り抜けられたと思った。リターンもよかった。終始彼にプレッシャーをかけられたし、彼を走らせた。リズムを奪い、同じことをさせなかった。本当に本当に良い試合だった」と手応えを得ていた。
ジョコビッチは「興奮し過ぎてもよくないし、冷静過ぎてもだめ。正しいバランスを見つけなければいけない。自分自身のことをよく知っている。圭とは何度も対戦した。試合をいい状態でスタートさせ、いい準備をし、前向きで、正しい戦術で、それを実行する。実際、それを実行するのが難しい。でも、それは経験が役に立つ」と続けた。
3年ぶり3度目の優勝に王手をかけたジョコビッチは、決勝で第3シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。2009年覇者のデル=ポトロは準決勝で第1シードの
R・ナダル(スペイン)の途中棄権により9年ぶり2度目の決勝進出となった。
「テニスの頂点の大会。ベストなプレーをしたい。何か特別なものがある。2週間に亘る5セットマッチの大会。これまでもグランドスラムで多くの成功をおさめられたことは運がよかった。何度も決勝を戦えた。全米やウィンブルドンでプレーするのは本当に好き」
「手術やけが、ツアー離脱、復帰を目指してランキングを戻そうとしていた。ウィンブルドンの優勝は、全米オープン・シリーズへ向けて確実に手助けになった」
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