テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会最終日の9日、男子シングルス決勝が行われ、第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を6-3, 7-6 (7-4), 6-3のストレートで破り、2015年以来3年ぶり3度目の優勝を果たした。さらに
P・サンプラス(アメリカ)に並ぶ歴代3位タイの四大大会14勝目をあげた。
>>全米OP対戦表<<>>全米OP対戦表<<決勝戦、ジョコビッチはデル=ポトロとの激しい打ち合いを制して3時間16分で勝利。優勝賞金380万ドル(約4億2,100万円)を手にした。
今年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に続き四大大会で今季2勝目をあげたジョコビッチは会見で「手術を受けた時にウィンブルドンやシンシナティ、そして全米オープンを優勝すると言われたら、それは信じがたいことだっただろう。でも、自分はすぐに望むようなレベルへ戻れると信じ、イメージがあった」と今シーズンを振り返った。
「正直に素直に言うと、手術の後は早く高いレベルへ戻れると予想していた。でも、3・4カ月はかかってしまった。その過程で自分自身について多くを学び、忍耐を学んだ。バラバラになったものを1つにするには、自分自身に集中して、バランスを取り、そして目標へ向かって前進する。ここまでの2カ月は素晴らしかった」
また、前日の女子シングルス決勝で、3度の警告でゲームペナルティを科せられた
S・ウィリアムズ(アメリカ)は主審やトーナメントディレクターと口論になるなど大荒れの戦いとなった。
ブーイングが起きるなど最悪な状況で20歳の
大坂なおみは動揺することなくセリーナへ立ち向かった。 表彰式でもブーイングが起きる異様な雰囲気の中、優勝の大坂は涙を流した。
これについてジョコビッチは、セリーナに同情すると述べた。
「自分はセリーナが大好き。昨日は彼女(セリーナ)に同情した。昨日は誰もがとても不思議な状況で、多くの感情があった。セリーナは泣いていた。なおみも泣いていた。本当に本当に辛かった」
続けて「きっとあれ(主審の判断)で試合が変わってしまった。きっとではない。確実に試合の流れが変わってしまった。自分の意見としては必要ではなかった。グランドスラムのトロフィーがかかった戦いで僕らはいろんな感情をくぐり抜けている」と自身の見解を示した。
「状況に応じて男女はそれぞれ扱われると思う。一般化するのは難しい。それについて話し合いをする必要があるのか分からない。このテニスというスポーツに今も情熱を注いでいる彼女を見ると、自分や世界中の他の多くのテニス選手、男子も女子も本当に影響を受けている」
「花キューピットジャパンウイメンズオープンテニス」をWOWOWにて連日生中継!(※9月16日(日)除く)
世界で戦う女子選手たちの華やかなプレーに注目!
【放送予定】
9月10日(月)~9月16日(日) [第1日無料放送]
■詳細・配信スケジュールはこちら>
■関連ニュース
・セリーナ、ジョコ発言を批判・「理解できない」とセリーナ・ブーイングの大坂、会見でも涙■おすすめコンテンツ
・錦織掲示板・選手フォトギャラリー・世界ランキング・スコア速報