男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は24日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク175位の
T・コキナキス(オーストラリア)が同1位で第1シードの
R・フェデラー(スイス)を3-6, 6-3, 7-6 (7-4)の逆転で破る金星をあげ、3回戦進出を果たした。
>>錦織vsデルポ 1ポイント速報<<>>錦織らマイアミOP対戦表<<この日、予選勝者のコキナキスは2時間21分で王者フェデラーを撃破。
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に続き、今季フェデラーに勝利した2人目の選手となった。
現在21歳のコキナキスは、世界ランキングで2015年に69位を記録したが、肩の負傷でツアーを離脱。昨年1月に復帰し、同年6月のAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)では
M・ラオニッチ(カナダ)を破った。
今大会は予選2試合に勝利し、1回戦で世界ランク150位のC・エメリー(フランス)をストレートで下していた。
男子プロテニス協会のATPの公式サイトには、コキナキスのインタビューの動画が掲載されている。
「クレイジーだよ。来週はチャレンジャーに出る予定だった。現実とは思えない1週間。彼(フェデラー)とは何度も練習をしていたし、テニスというスポーツのお手本のような選手。今シーズンも素晴らしいプレーをしていた。練習から学んだことを活かして、彼がどんなプレーをするかは少し分かっていた」
「彼は先行して逃げ切るのが、とてもうまい選手。第2セットはラリーへ持ち込んで得意なフォアハンドを決めるようにした。自分のテニスをして、攻撃的なプレーをすることだけに集中した」
「(ファイナルセットのタイブレークは)とても興奮していた。自分のテニスをして自分のことだけを考えていた。そして彼もいいプレーをしてついてきた。よく分からない。いいサービスを打っていただけ」
3回戦で第31シードの
F・ベルダスコ(スペイン)と対戦する21歳のコキナキスは「もちろん、素晴らしい選手だし、左利きでもある。これまでもトップ選手を何度も倒した選手で、とても危険な選手。自分のテニスをして攻撃的になプレーをするだけ」と気を引き締めた。
一方、敗れたフェデラーは今シーズン、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とABNアムロ世界テニス ・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、ハード、ATP500)で優勝。前週のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では決勝で敗れ、連勝記録は17でストップした。
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【放送予定】 2018年3月21日(水・祝)~4月1日(日)
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