男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は23日、シングルス2回戦が行われ、第26シードの
錦織圭が7年連続の3回戦進出を果たした。右手首のけがから復帰後、四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で約10カ月ぶりに白星をあげた。
>>錦織vsデルポ 1ポイント速報<<>>錦織らマイアミOP対戦表<<>>西岡vsベルディヒ 1ポイント速報<<シード勢は1回戦免除のため、この日が初戦だった錦織は予選から勝ち上がってきた世界ランク96位の
J・ミルマン(オーストラリア)の強打に序盤苦戦するも、ポイントを取った時にはガッツポーズをつくり自身を鼓舞。ゲームカウント2-5からタイブレークの末に第1セットを先取。
第2セットは落としたが、ファイナルセットの第6ゲームではフォアハンドのウィナーを決めた際に雄叫びをあげた。試合を通して8本のダブルフォルトを犯したが、粘るミルマンを7-6 (7-4), 4-6, 6-3のフルセットで振り切った。試合時間は2時間51分。
男子プロテニス協会のATPの公式サイトには、錦織のオンコートインタビューの動画が掲載されている。
BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、 ハード、ATP1000)を体調不良で棄権し、公式戦から離れていた錦織は「最初の試合に勝ててうれしい。簡単な試合ではなかった。彼(ミルマン)は出だしからいいプレーをしたから、難しい試合だった。それでも勝てて良かった。この2週間は、あまり試合をしていなかった。1週間半ほどベッドの中だった。試合に慣れていかなければいけないし、ポイント練習もしなければいけない。それでも、今日はいいプレーもあった」とコメント。
続けて「体調はいい。3時間も戦ったこと、その中で集中もできたこの試合は自信にもつながるし、次の試合ではもっと良くなることを願っている。この大会でプレーするのは大好きだし、いい思い出もたくさんある。家も近いから地元でプレーしている気分」と語った。
3回戦では、第5シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。両者は8度目の対戦で、錦織の2勝5敗。最後に対戦した昨年8月のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、 ATP500)3回戦では錦織がストレートで勝利したが、デル=ポトロは前週のBNPパリバ・オープンで「ATPマスターズ1000」初優勝を飾り勢いに乗っている。
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【放送予定】 2018年3月21日(水・祝)~4月1日(日)
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