テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は2日目の16日、男子シングルス1回戦が行われ、第14シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が約6か月ぶりの公式戦で白星を飾った。試合後の会見では「また戦えることが最高だよ」と喜びを語った。
>>全豪OP 男子対戦表<<>>杉田vsカルロビッチ 1ポイント速報<<>>西岡vsセッピ 1ポイント速報<<昨年の7月から右肘の負傷で公式戦の舞台に立っていなかった元王者のジョコビッチは、この日世界ランク63位の
D・ヤング(アメリカ)を6-1, 6-2, 6-4のストレートで退けた。
「どんなスタートになるのかは分からなかった。この数週間、かなりの時間をコートの練習に費やし、試合形式の練習を何セットもこなした。練習では、とてもいい感じでボールが打てていた。練習とグランドスラムの公式戦は全然違う。なぜなら、実戦は緊張があるから。でも、そんな状況の経験をたくさんしてきたから、集中を維持して正しいスタートを切るために、その経験を活かした」
全豪オープンで6度タイトルを獲得しているジョコビッチは「色んな感情があった。3週間ほど前までは全豪オープンで戦えるか分からなかった。緊張したし、この数週間の練習のように、いいプレーを続けられるか疑問だった。それでも、試合をコントロールできたと思う。試合中、何度か思うようにいかなかった時もあったけど、心は乱れなかった。そうさせなかったし、安定したプレーができた」と手応えを得ていた。
ジョコビッチは肘のけががきっかけで、2018年からサービス・モーションに変化を加えた。
「セカンド・サービスは、とても良かった。それには満足している。ファースト・サービスは良かったり悪かったり。いずれにせよ、嬉しく感じている。サービスのモーションに少しの変化をつけたことに慣れたり、うまくいくようにするには多少の時間が必要。理想的とは言えないけど、いい感触だった」
1時間51分で初戦を突破したジョコビッチは、2回戦で
G・モンフィス(フランス)と対戦する。
元世界ランク6位のモンフィスは、今年のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、ハード、ATP250)でノーシードから優勝している。
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