テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は初日の15日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク168位の
西岡良仁が第27シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)を6-3, 2-6, 6-0, 1-6, 6-2のフルセットで破り、復帰後の公式戦で初勝利をあげた。試合後の会見では「コートに立てることが嬉しかったです」と喜びを語った。
>>西岡vsセッピ 1ポイント速報<<>>全豪OP 男子対戦表<<けがを乗り越えた22歳の西岡は「負けず嫌いが僕のテニスの大きいものを占めていると思います。負けたくないという気持ちが強いので、今日のような接戦をとりきれることが多い」と持ち前の粘り強さで、キャリア通算8勝を誇る元世界ランク16位のコールシュライバーを2時間39分で撃破。2年連続の2回戦進出を決めた。
「どれくらいできるんだろうというのはありました。1番良かった時のイメージが残っていました。あの(2017年の)経験をしていたのは大きかったです。今日の最初は探り探りでしたが、思った以上にリターンが良かったです。風が強かったので、安全なテニスをしようと思っていました」
2017年、西岡は3月に世界ランク58位を記録するも、4月に左脚の前十字靭帯断裂により手術を受ける不運に見舞われる。しかし、休養期間をポジティブに受け止め、リハビリに専念する中で日本テニス界を盛り上げるための活動を自ら行った。
そして、今年1月のプレイフォード・テニス国際(オーストラリア/プレイフォード 、ハード、ATPチャレンジャー)で復帰。エキシビジョンのクーヨン・クラシック(オーストラリア/クーヨン、ハード)では2勝をあげた。
四大大会初の3回戦進出へ向け、西岡は2回戦で元世界ランク18位の
A・セッピ(イタリア)と対戦する。
「動きに関しては8・9割戻っていると思います。ショットのコントロールは6・7割。特にフォアハンドがまだ戻っていないので、リカバリーしたいです」
同日の1回戦では世界ランク41位の
杉田祐一が第8シードの
J・ソック(アメリカ)を破る金星をあげ、大会初の2回戦進出。
ダニエル太郎は16日の1回戦で
J・ベネトー(フランス)と顔を合わせる。
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