男子テニスのクレムリン・カップ(ロシア/モスクワ、ハード、ATP250)は21日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク169位の
R・ベランキス(リトアニア)が第3シードの
A・マナリノ(フランス)を3-6, 6-4, 6-1の逆転で破り、2012年以来 約5年ぶりのツアー決勝進出を果たした。
>>杉田らスイス室内 対戦表<<>>杉田vsシャポバロフ 1ポイント速報<<この日、ノーシードで勝ち上がってきたベランキスは、1度もブレークチャンスを握れずに第1セットを落とすも、第2セットから反撃開始。セットカウント1-1にすると、ファイナルセットでは流れを掴んだベランキスが3度のブレークに成功し、1時間36分で勝利を手にした。
決勝では、第6シードの
D・ズムル(ボスニア)と顔を合わせる。両者は今回が4度の対戦で、過去はベランキスの2勝1敗。
現在27歳のベランキスは、昨年のスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)では予選を勝ち上がり、本戦1回戦で
M・ラオニッチ(カナダ)を逆転で破る番狂わせを起こした。世界ランキングでは、2016年5月に記録した世界ランク50位が自己最高位。
しかし、今季は股関節の手術を受けた影響で5月からツアーへ復帰。そのためランキングも大きく落とし、今大会へもプロテクト・ランキング(ケガや病気でツアーを欠場していた選手が早期復帰のために使用出来る制度)で出場している。
ツアー大会では、2012年のファーマーズ・クラシック(アメリカ/ロサンゼルス、ハード、ATP250)で予選から初の決勝進出を果たし、
S・クエリー(アメリカ)に敗れるも準優勝を飾った。今回はツアー初優勝を狙う。
■関連ニュース■
・2017年は男子テニスが一変・珍事 猫がコート乱入で中断・金星 予選勝者が第1シード撃破