テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は8日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が第24シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を4-6, 6-0, 6-3, 6-2の逆転で破り、4年ぶり4度目の決勝進出を果たした。2013年以来4年ぶり3度目の優勝をかけて、決勝では第28シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。
>>ナダルvsアンダーソン 1ポイント速報<<>>全米OP対戦表<<この日、王者ナダルは第1セットを50分で落としたが、第2セットから息を吹き返して9ゲームを連取する猛攻を見せた。その後も失速したデル=ポトロから主導権を握り、昨年のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)準決勝のリベンジを果たした。
決勝で対戦するアンダーソンとは5度目の対戦で、ナダルの4連勝。直近は今年4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)3回戦で、ナダルがストレートで勝利している。
今シーズン、ナダルは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝を飾ると、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では史上最多10度目のタイトルを獲得。さらに8月21日の世界ランキングで約3年ぶりに1位へ返り咲いた。
一方、敗れたデル=ポトロは2009年以来8年ぶり2度目の決勝進出とはならなかった。今大会は4回戦で第6シードの
D・ティーム(オーストリア)との死闘を制すと、準々決勝では第3シードの
R・フェデラー(スイス)を破っての勝ち上がりだった。
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